脈外を運行し、体表を温め、防衛作用を担う気はどれか。
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正解は4番
解説
衛気は、水谷の精微のうちの慓悍滑疾な部分から生成され、脈外を運行して体表を温め、腠理の開閉を調節して外邪を防ぐ防衛作用を持つ。
選択肢ごとの解説
- 1. 真気は、先天の気と後天の気が合わさったものであり、全身に充満して生命活動を維持する最も根源的な気である。体表を温め防衛する働きをもつ衛気とは異なる。
- 2. 宗気は、胸中に蓄積して呼吸および心拍などの気血の運行を推動する働きがある。体表を温め防衛する働きをもつ衛気とは異なる。
- 3. 中気は、脾胃の気のことであり、昇清作用を担い内臓を正しい位置に保持する働きがある。体表を温め防衛する働きをもつ衛気とは異なる。
- 4. 正解。衛気は、水谷の精微のうちの慓悍滑疾な部分から生成され、脈外を運行して体表を温め、腠理の開閉を調節して外邪を防ぐ防衛作用を持つ。
国試ポイント
気の分類(衛気、営気、宗気、原気)ごとの運行経路と生理作用の違いを区別して理解することが重要である。
覚え方
脈外・防衛=衛気、脈中・栄養=営気
対になる知識
宗気は胸中に積もり呼吸と血液循環を促進する。営気は血液とともに脈中を運行し全身に栄養を供給する。これに対し衛気は脈外を運行し体表を温め、邪気から身を守る防衛作用を担う。
関連知識
衛気は中焦から出発し、脈中に入らず脈外を猛烈に運行する陽気である。その性状は悍気であり、滑疾で脈外をめぐる。昼間は足の太陽膀胱経をはじめとする陽経を25周し、夜間は五臓六腑の陰経を25周して入るため、昼夜の睡眠と覚醒の生体リズム(昼夜開合)を深く調節している。また、肺の宣発作用により皮膚や腠理に散布され、温煦作用や防御作用のほか、汗孔(腠理)の開閉を調節して外邪の侵入を防ぐ極めて重要な役割を担う。