食道に関する記述について正しいものはどれか。
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正解は1番
解説
食道は咽頭に続いて起始し、頸部から胸部を経て腹部に至る筋性管である。胸部においては気管や心臓の後方を通り、胸腔の後方領域である後縦隔を走行するため、この記述が医学的に正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。食道は咽頭に続いて起始し、頸部から胸部を経て腹部に至る筋性管である。胸部においては気管や心臓の後方を通り、胸腔の後方領域である後縦隔を走行するため、この記述が医学的に正しい。
- 2. 食道は第4頸椎の高さではなく、輪状軟骨の下縁に相当する第6頸椎の高さで咽頭から連続して始まるため誤りである。
- 3. 食道の粘膜上皮は食物の通過による摩擦から保護するため重層扁平上皮である。多列線毛上皮は気管の粘膜上皮であるため誤りである。
- 4. 食道の上部筋層は随意筋である横紋筋であり、下部筋層が平滑筋であるため誤りである。
国試ポイント
食道の開始高(第6頸椎)、筋層の構成(上部が横紋筋、下部が平滑筋)、粘膜上皮(重層扁平上皮)は定番の出題ポイントである。
覚え方
食道上部は横紋筋(しょくどう・うえ・おうもん)。
対になる知識
呼吸器系と消化器系の上皮組織の構造を対比して覚える。気管の粘膜上皮は異物を排除するための多列線毛上皮であるのに対し、食物の通過による摩擦から保護する必要がある食道の粘膜上皮は重層扁平上皮で構成されている。
関連知識
胸腔の中央に位置する縦隔は、前縦隔、中縦隔、後縦隔の3つに区分される。心臓や心嚢は中縦隔に位置し、食道や胸部大動脈、胸管などは後縦隔を走行するという位置的特徴は解剖学の基本である。