体温の日内変動が1℃以上あり、かつ最低体温が平熱よりも高い熱型はどれか。
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正解は3番
解説
弛張熱は、体温の日内変動が1℃以上と大きく、かつ最低体温が平熱よりも高い状態を指す熱型である。敗血症や化膿性疾患、重症感染症などでよく見られる代表的な異常高熱のパターンである。
選択肢ごとの解説
- 1. 波状熱は、数日間の発熱期と数日間の無熱期が緩やかに繰り返される熱型であり、ブルセラ症などでみられる。
- 2. 周期熱は、高熱期と無熱期が数日〜数週間の周期で規則的に繰り返される熱型であり、マラリアやホジキンリンパ腫などでみられる。
- 3. 正解。弛張熱は、体温の日内変動が1℃以上と大きく、かつ最低体温が平熱よりも高い状態を指す熱型である。敗血症や化膿性疾患、重症感染症などでよく見られる代表的な異常高熱のパターンである。
- 4. 稽留熱は、体温の日内変動が1℃以内で、常に39℃以上の高熱が持続する熱型であり、腸チフスや肺炎などでみられる。
国試ポイント
熱型の定義(日内変動の幅と最低体温の高さ)と代表的疾患の組み合わせは国試の定番である。弛張熱=1℃以上の変動かつ平熱以上に維持、を確実に押さえる。
覚え方
弛張熱 = 1℃以上「ちら」ほら変動し、最低も平熱より「たか」い
対になる知識
日内変動が1℃以内で高熱が持続する熱型は稽留熱(腸チフスなど)であり、高熱期と無熱期を繰り返すのは周期熱(マラリアなど)である。対して、体温の日内変動が1℃以上あり最低体温も平熱より高い弛張熱は、敗血症などの重症感染症で多くみられる。
関連知識
熱型は感染症の経過や起因菌の種類、患者の免疫状態を推測する上で極めて重要な臨床的指標である。弛張熱は化膿性感染症や敗血症などの経過中に観察されやすく、正確な体温測定とグラフ化による熱型把握が診断の手がかりとなる。