常染色体劣性遺伝病において、両親がともに健常な保因者(異型接合体)の場合、その子どもが健常な保因者として生まれる確率はどれか。
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正解は4番
解説
常染色体劣性遺伝病において、両親がともに保因者(Aa)である場合、メンデルの法則に従うと、子どもの遺伝子型はAA(正常):Aa(保因者):aa(患者)=1:2:1となる。したがって、健常な保因者(Aa)として生まれる確率は2/4すなわち1/2(50%)である。
選択肢ごとの解説
- 1. 1/4(25%)は、両親が保因者の場合に子どもが発症する確率(aa)、または完全に正常(AA)である確率である。
- 2. 1(100%)は確率の最大値であり、この交配において特定の1つの遺伝子型が全員に発現することはない。
- 3. 3/4(75%)は、両親が保因者の場合に子どもが発症しない(正常または保因者である)確率の合計である。
- 4. 正解。常染色体劣性遺伝病において、両親がともに保因者(Aa)である場合、メンデルの法則に従うと、子どもの遺伝子型はAA(正常):Aa(保因者):aa(患者)=1:2:1となる。したがって、健常な保因者(Aa)として生まれる確率は2/4すなわち1/2(50%)である。
国試ポイント
パネットの四角形を用いて、常染色体優性・劣性遺伝や伴性遺伝における発症率・保因者率の計算(1/4、1/2など)を確実に導けるようにする。
覚え方
「劣性の両親保因者:発症1/4、保因者2/4(1/2)、正常1/4」と割合(1:2:1)をセットで暗記する。
対になる知識
・常染色体劣性遺伝(両親保因者):患者25%、保因者50%、正常25% ・常染色体優性遺伝(片親患者):子どもが患者となる確率50% ・伴性劣性遺伝(母親保因者):男子が患者となる確率50%、女子が保因者となる確率50%
関連知識
メンデルの遺伝法則における分離の法則が基本となり、常染色体劣性遺伝病の保因者同士の間では、遺伝的確率として1/4が発症者、1/2が健常な保因者、1/4が正常ホモ接合体として生まれることになり、保因者となる確率は50%(1/2)である。