宿主の免疫力が低下した際に、常在菌などが感染症を引き起こす病態はどれか。
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正解は2番
解説
日和見感染症は、健康な状態では病原性を示さないような弱毒菌や常在菌が、宿主の免疫機能が低下しているときに重篤な感染症を引き起こす病態である。高齢者や免疫不全者で問題となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 医療関連感染症は、医療施設等での治療行為に伴って発生する感染症全般を指し、原因や病態のメカニズムを指す日和見感染とは定義の切り口が異なる。
- 2. 正解。日和見感染症は、健康な状態では病原性を示さないような弱毒菌や常在菌が、宿主の免疫機能が低下しているときに重篤な感染症を引き起こす病態である。高齢者や免疫不全者で問題となる。
- 3. 再興感染症は、いったん減少したものの再び増加しつつある感染症(結核やマラリアなど)を指すものであり、免疫低下による弱毒菌の感染とは異なる。
- 4. 新興感染症は、これまで知られていなかった新しい感染症(エボラ出血熱やCOVID-19など)を指し、既存の常在菌による日和見感染とは区別される。
国試ポイント
日和見感染症、新興感染症、再興感染症の定義の違いを正確に区別して選択できるようにする。
覚え方
日和見=「風向き(免疫状態)を見て」感染する
対になる知識
感染症に関する用語として、新興感染症は新たに注目されるようになった感染症であり、再興感染症は再び増加し始めた感染症である。これに対し、日和見感染症は健康な人では感染症を起こさないような病原体や常在菌が、宿主の免疫力低下により発症する病態であり、それぞれの定義を対比させる。
関連知識
日和見感染症の原因微生物には、真菌であるカンジダやニューモシスチス、日和見菌として知られる緑膿菌、さらにはサイトメガロウイルスなどが含まれる。悪性腫瘍の治療中や免疫抑制療法を受けている患者、およびHIV感染者などで特に問題となる。