夜間に下肢に不快な感覚が生じ、動かしたくなる衝動を伴う疾患はどれか。
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正解は3番
解説
むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)は、夕方から夜間にかけての下肢を中心に、虫が這うような、あるいはじっと耐え難い不快感が現れる疾患である。足を動かすと一時的に症状が軽快するため、どうしても動かしたくなる強い衝動(運動衝動)を伴い、入眠困難などの睡眠障害を引き起こす。
選択肢ごとの解説
- 1. ナルコレプシーは過眠症の一種であり、日中の発作的な強い眠りに加え、情動脱力発作などを伴うことが特徴で、本疾患とは病態が異なる。
- 2. 入眠障害は寝つきが悪い状態全般を指す症状名であり、下肢の不快感や動かしたい衝動という特異的な病態を指すものではない。
- 3. 正解。むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)は、夕方から夜間にかけての下肢を中心に、虫が這うような、あるいはじっと耐え難い不快感が現れる疾患である。足を動かすと一時的に症状が軽快するため、どうしても動かしたくなる強い衝動(運動衝動)を伴い、入眠困難などの睡眠障害を引き起こす。
- 4. 過眠症は日中に耐え難い眠気が生じる状態であり、夜間の下肢の不快感や動かしたい衝動を主徴とする本疾患とは異なる。
国試ポイント
むずむず脚症候群の主症状である「夜間の下肢の不快感」と「動かしたくなる衝動」の組み合わせは国家試験で頻出であるため、正確に覚える。
覚え方
脚がむずむず = 夜間に不快感、動かしたい衝動
対になる知識
睡眠関連の異常として、入眠障害は寝つきが悪く入眠までに長時間を要する状態を指し、過眠症は夜間十分な睡眠をとっているにもかかわらず日中に強い眠気や睡眠発作が生じる障害である。ナルコレプシーは過眠症の代表例の一つである。
関連知識
睡眠障害には不眠症や過眠症のほか、睡眠中に上気道の閉塞などを繰り返す睡眠時無呼吸症候群などがある。閉塞性睡眠時無呼吸症候群は肥満が主要なリスク因子であり、日中の強い眠気や高血圧などを引き起こすため、CPAP療法などの適切な治療が必要となる。