間質性肺炎の特徴的な症状はどれか。
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正解は4番
解説
間質性肺炎では、肺胞壁や間質において慢性的な炎症と線維化が進行し、ガス交換の場である肺胞構造が肥厚・破壊される。この病態により肺のコンプライアンス(伸展性)が低下し、初期から持続性の乾性咳嗽(痰を伴わない咳)が特徴的な主訴として現れる。呼吸困難も労作時から徐々に進行する。
選択肢ごとの解説
- 1. ピンク色の泡沫痰は急性左心不全による心因性肺水腫の特異的症状である。本問の間質性肺炎では肺胞壁の線維化による乾性咳嗽がみられる。
- 2. 喘鳴は気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患などの気道狭窄でみられ、間質性肺炎の特徴ではない。
- 3. 粘液膿性痰や膿性痰は細菌性肺炎や気管支拡張症などの感染症で多くみられる所見である。
- 4. 正解。間質性肺炎では、肺胞壁や間質において慢性的な炎症と線維化が進行し、ガス交換の場である肺胞構造が肥厚・破壊される。この病態により肺のコンプライアンス(伸展性)が低下し、初期から持続性の乾性咳嗽(痰を伴わない咳)が特徴的な主訴として現れる。呼吸困難も労作時から徐々に進行する。
国試ポイント
呼吸器疾患ごとの咳・痰の性状(間質性肺炎の乾性咳嗽、細菌性肺炎の膿性痰など)の対応関係が問われる。
覚え方
間質性肺炎は「乾いた(乾性)空咳」
対になる知識
呼吸器疾患における主な症状の対比として、間質性肺炎では乾性咳嗽がみられ、細菌性肺炎では粘液膿性痰を伴い、気管支喘息では呼気性喘鳴や発作性呼吸困難が生じ、急性肺水腫ではピンク色泡沫状痰が特徴となる。
関連知識
間質性肺炎の診断には、胸部高分解能CT(HRCT)による特徴的な線維化像や、呼吸機能検査における拘束性換気障害の確認が有用である。また、聴診では吸気終末にベルクロラ音(捻髪音)が聴取される。