血管性認知症の典型的な臨床的特徴はどれか。
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正解は1番
解説
血管性認知症は脳血管障害(脳梗塞や脳出血など)の繰り返しによって生じる認知症である。障害された脳の部位によって症状が異なるため、保たれている能力と障害されている能力がまだら状に混在する「まだら認知症」が特徴的である。また、感情失禁や歩行障害などを伴いやすい。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。血管性認知症は脳血管障害(脳梗塞や脳出血など)の繰り返しによって生じる認知症である。障害された脳の部位によって症状が異なるため、保たれている能力と障害されている能力がまだら状に混在する「まだら認知症」が特徴的である。また、感情失禁や歩行障害などを伴いやすい。
- 2. これはアルツハイマー病などの周辺症状(BPSD)で見られることが多い物盗られ妄想の説明である。
- 3. これは前頭側頭型認知症(ピック病など)で見られる著しい人格変化や脱抑制の説明である。
- 4. これはレビー小体型認知症の典型的な特徴であり、本問の血管性認知症では脳血管障害の部位に応じた神経症状やまだら認知症がみられる。
国試ポイント
認知症の三大原因である「アルツハイマー病」「血管性認知症」「レビー小体型認知症」の症状の差異を問う問題が非常によく出題される。血管性認知症=「まだら認知症」「感情失禁」「脳卒中既往」のキーワードをセットで覚える。
覚え方
血管 ⇄ パッチワークのようにまだらに障害される(まだら認知症)
対になる知識
アルツハイマー病=記憶障害・物盗られ妄想 / 血管性認知症=まだら認知症・感情失禁 / レビー小体型認知症=幻視・パーキンソン症状 / 前頭側頭型認知症=人格変化・常同行動
関連知識
血管性認知症は脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が原因で発症し、階段状に症状が進行することが多い。脳血管障害の主な危険因子には高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙などがあり、これらの適切な管理が発症予防や再発防止において極めて重要である。