雀啄術と回旋術に共通するのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
雀啄術と回旋術はともに、鍼を一定の深度に刺入した後に、鍼体または鍼柄を操作して上下運動(雀啄術)や回転運動(回旋術)を加えることで、組織に機械的刺激を与え、気の巡りを調整し、治療効果を促す手技である。これらは刺入後の刺激方法のバリエーションであり、共通して鍼を動かし刺激を与える特徴を持つ。
選択肢ごとの解説
- 1. 抜鍼困難時に使用されるのは、主に鍼が筋肉に絡んだ場合などに鍼を回旋させながら抜く回旋抜鍼術や、患者に深呼吸を促して筋肉を緩めるなどの方法であり、雀啄術や通常の回旋術の主目的ではない。 正しくは:抜鍼困難時に使用されるのは、多くの場合、鍼管を押し下げて皮膚の緊張を和らげながら抜くか、鍼を軽く回旋させながら抜く回旋抜鍼術などである。
- 2. 鍼管は鍼を刺入する際に用いる補助具であり、刺入後に鍼管で刺激を与えることはない。刺入後の刺激は主に鍼体や鍼柄を操作することで行われる。 正しくは:刺入した後、鍼体や鍼柄を刺手で操作し刺激を与える。
- 3. 鍼柄を刺手でつまみ振動を与える手技は、振顫術と呼ばれる。雀啄術は上下運動、回旋術は回転運動である。 正しくは:鍼柄を刺手でつまみ振動を与えるのは振顫術である。雀啄術は鍼の上下運動、回旋術は鍼の回転運動である。
- 4. 正解。雀啄術は一定深度に刺入後、鍼を上下に小刻みに動かして刺激を与える手技であり、回旋術は一定深度に刺入後、鍼を回転させて刺激を与える手技である。両者ともに一定深度に刺入した後に鍼を動かすことで刺激を与える点で共通している。
国試ポイント
鍼の基本手技の種類と、それぞれの具体的な操作方法・目的を理解することが重要である。
混同注意
鍼の刺入深度や刺激を与えるタイミング(刺入時か刺入後か)、抜鍼時の手技と混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
鍼の各手技について問われた場合、その手技が「いつ(刺入前、刺入後、抜鍼時など)」、「どのように(上下運動、回転運動、振動など)」、「何を(鍼管、鍼柄、刺手など)」操作して「どのような刺激(機械的刺激、振動刺激など)」を与えるのかに着目して判断する。
覚え方
鍼の各手技について問われた場合、その手技が「いつ(刺入前、刺入後、抜鍼時など)」、「どのように(上下運動、回転運動、振動など)」、「何を(鍼管、鍼柄、刺手など)」操作して「どのような刺激(機械的刺激、振動刺激など)」を与えるのかに着目して判断する。
対になる知識
鍼の刺入深度や刺激を与えるタイミング(刺入時か刺入後か)、抜鍼時の手技と混同しやすい。
関連知識
鍼の基本操作には、刺入、置鍼、抜鍼があり、それぞれの手技の中に様々なバリエーションがある。雀啄術、回旋術の他に、提鍼術、撚鍼術なども合わせて覚えるべきである。