前腕回外に抵抗を加えながら肘関節を屈曲させると、上腕二頭筋長頭腱に沿って疼痛が誘発される徒手検査はどれか。
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正解は2番
解説
ヤルガソンテストは、前腕の回外運動に抵抗を加えた状態で肘を屈曲させ、結節間溝部を通る上腕二頭筋長頭腱に疼痛や腱の動揺がないかを評価する検査である。
選択肢ごとの解説
- 1. スピードテストは、肘伸展位で肩関節を屈曲(または伸展抵抗)させる際に肩前方痛が生じるかをみる上腕二頭筋長頭腱の検査である。
- 2. 正解。ヤルガソンテストは、前腕の回外運動に抵抗を加えた状態で肘を屈曲させ、結節間溝部を通る上腕二頭筋長頭腱に疼痛や腱の動揺がないかを評価する検査である。
- 3. アドソンテストは、斜角筋による胸郭出口症候群を評価するための検査であり、橈骨動脈の拍動の変化をみる。
- 4. ドロップアームテストは、肩関節外転位からの自動下垂時に腕を保持できないことで棘上筋などの回旋腱板断裂を評価する検査である。
国試ポイント
上腕二頭筋長頭腱炎を評価する代表的な徒手検査として「スピードテスト」と「ヤルガソンテスト」の動作の違いを確実に覚えること。
覚え方
ヤルガソン=前腕回外(ねじる動作)に抵抗。スピード=肘伸ばして挙上(抵抗)。
対になる知識
上腕二頭筋長頭腱の疾患を評価する徒手検査として、スピードテストとヤルガソンテストがある。スピードテストは肘伸展位での肩屈曲に抵抗を加えて結節間溝部の痛みを誘発し、ヤルガソンテストは前腕回外抵抗を加えながら肘関節を屈曲させて疼痛をみる。
関連知識
上腕二頭筋長頭腱は肩甲骨の関節上結節から起始し、結節間溝を通って上腕二頭筋に至る特異な走行をとる。この溝部において腱が繰り返し摩擦や負荷を受けることで、炎症や摩耗、さらには断裂を引き起こし、肩関節前方の疼痛の大きな原因となる。