心理的因子が密接に関与して身体症状を発症・悪化させる心身症の代表的な疾患はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は4番
解説
心身症とは、身体疾患の中でその発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的または機能的な障害を伴う病態をいう。過敏性腸症候群はその代表的な疾患であり、ストレス等により腸管の運動や分泌異常が生じる。
選択肢ごとの解説
- 1. 統合失調症の説明。幻覚や妄想、思考障害などを主徴とする代表的な内因性精神疾患である。
- 2. パニック症の説明。突然の激しい不安発作を主徴とする不安症であり、心身症の範疇とは異なる。
- 3. うつ病の説明。気分の落ち込みや意欲低下を主症状とする気分障害(感情障害)であり、精神疾患に分類される。
- 4. 正解。心身症とは、身体疾患の中でその発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的または機能的な障害を伴う病態をいう。過敏性腸症候群はその代表的な疾患であり、ストレス等により腸管の運動や分泌異常が生じる。
国試ポイント
心身症の定義と、過敏性腸症候群・気管支喘息・胃潰瘍といった代表例をセットで覚えることが重要である。
覚え方
腸のストレス=過敏性腸症候群は心身症
対になる知識
心身症は心理的因子が身体症状の発症や経過に深く関与する病態であり、過敏性腸症候群や気管支喘息などが代表例である。これらは、精神症状が主体となる統合失調症やうつ病、パニック症などの純粋な精神疾患とは区別される。
関連知識
心身症は「身体表現性障害」や「神経症」とは異なり、実際に器質的変化や明確な機能異常(消化器運動異常など)を伴う点が特徴である。治療には心理的アプローチと身体的アプローチの両方が必要となる。