「40歳の女性。仕事でパソコン作業が多く、午後から締め付けられるような両側性の頭痛を発症する。頭痛は非拍動性で悪心・嘔吐はない。飲酒で増悪しない。」 生活指導で最も適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
後頸部をホットタオルで温めることは、筋肉の緊張を緩和し、血行を促進することで、頸部痛や肩こりの症状を和らげる効果が期待できます。温熱は副交感神経を優位にし、リラックス効果ももたらします。これは、特に緊張型頭痛や慢性的な頸部症状に対して有効な生活指導とされています。
選択肢ごとの解説
- 1. 入浴は全身の血行を促進し、筋肉の緊張を緩和するため、シャワーのみにするのは適切ではありません。全身浴の方がより効果的です。 正しくは:入浴は湯船に浸かり、全身を温めるようにする。
- 2. 枕が高すぎると、頸椎が不自然に屈曲し、頸部への負担が増加し、頸部痛や肩こりを悪化させる可能性があります。一般的に、頸椎の生理的湾曲を保つ高さが良いとされています。 正しくは:枕の高さは、頸椎の生理的湾曲を保ち、頸部に負担がかからない高さにする。
- 3. 正解。後頸部をホットタオルで温めることは、筋緊張の緩和と血行促進に繋がり、頸部痛や肩こりの症状改善に最も効果的な生活指導です。
- 4. パソコン作業で同一姿勢を長時間維持することは、頸部や肩の筋肉に過度な負担をかけ、筋緊張や血行不良を引き起こし、頸部痛や肩こりを悪化させます。適度な休憩と姿勢変換が必要です。 正しくは:パソコン作業では、適度に休憩を取り、姿勢を変換する。定期的なストレッチを行う。
国試ポイント
温熱療法が筋緊張の緩和と血行促進に有効であることを理解し、適切な生活指導に応用できるか。
混同注意
温熱療法と冷却療法(急性期の炎症には冷却、慢性的な筋緊張には温熱が基本)。
次に同じ論点が出たら
頸部痛や肩こりに対する生活指導問題が出題された際は、筋緊張緩和や血行促進効果のある選択肢(温熱療法、適度な運動、正しい姿勢)を優先的に検討する。
覚え方
頸部痛や肩こりに対する生活指導問題が出題された際は、筋緊張緩和や血行促進効果のある選択肢(温熱療法、適度な運動、正しい姿勢)を優先的に検討する。
対になる知識
温熱療法と冷却療法(急性期の炎症には冷却、慢性的な筋緊張には温熱が基本)。
関連知識
頸部痛や肩こりの原因として、姿勢不良、長時間の同一姿勢、ストレス、冷えなどがあり、それぞれに応じた生活指導(姿勢の改善、適度な運動、ストレス管理、温熱療法)が重要である。