施灸刺激の早期より肥満細胞から放出されるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
肥満細胞はアレルギー反応において中心的な役割を果たす細胞であり、IgEが抗原と結合することで活性化され、細胞内に貯蔵されているヒスタミンなどの化学伝達物質を即座に放出します。このヒスタミンが血管透過性の亢進、平滑筋収縮などを引き起こし、アレルギー症状を発現させます。
選択肢ごとの解説
- 1. IgEはアレルギー反応の引き金となる抗体であり、肥満細胞の表面に結合しますが、肥満細胞から放出される物質ではありません。B細胞が形質細胞に分化して産生するものです。 正しくは:IgEはB細胞が産生する抗体であり、肥満細胞の表面に結合する。
- 2. 補体は免疫系の一部であり、抗体と協力して病原体を排除するタンパク質群ですが、肥満細胞から放出されるものではありません。肝臓などで産生されます。 正しくは:補体は肝臓などで産生される免疫タンパク質である。
- 3. 正解。肥満細胞が刺激を受けると、細胞内に貯蔵されていたヒスタミンが数分以内に顆粒から放出されます。これが即時型アレルギー反応の主要な原因物質です。
- 4. アドレナリンは副腎髄質から放出されるホルモンであり、交感神経系の活性化に関与します。アレルギー反応を抑制するために用いられることもありますが、肥満細胞から放出される物質ではありません。 正しくは:アドレナリンは副腎髄質から放出されるホルモンである。
国試ポイント
肥満細胞から早期に放出される主要なメディエーターがヒスタミンであることを覚える。
混同注意
アレルギー反応に関わる様々な物質と、放出タイミングや放出元を区別する。
次に同じ論点が出たら
「早期放出」というキーワードと「肥満細胞」の組み合わせがあれば、ヒスタミンを第一に検討する。
覚え方
「早期放出」というキーワードと「肥満細胞」の組み合わせがあれば、ヒスタミンを第一に検討する。
対になる知識
アレルギー反応に関わる様々な物質と、放出タイミングや放出元を区別する。
関連知識
肥満細胞はIgE受容体(FcεRI)を持ち、IgEを介してアレルゲンと反応する。ヒスタミンの他に、ロイコトリエン、プロスタグランジンなども放出するが、これらはヒスタミンより遅れて産生・放出される。IgEはB細胞が産生する抗体である。