結核の治療原則として適切なものはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は2番
解説
結核の治療においては、薬剤耐性菌の出現を防ぎ確実に菌を排除するため、作用機序の異なる複数の抗結核薬を用いた多剤併用療法を行うことが原則とされている。
選択肢ごとの解説
- 1. 短期投与単剤では治療効果が不十分であり、再発や耐性化のリスクを高める。本問では複数薬の併用が基本となる。
- 2. 正解。結核の治療においては、薬剤耐性菌の出現を防ぎ確実に菌を排除するため、作用機序の異なる複数の抗結核薬を用いた多剤併用療法を行うことが原則とされている。
- 3. 対症療法単独では結核菌の増殖を抑えることはできない。抗結核薬を用いた原因療法としての多剤併用療法が必須である。
- 4. 単剤長期投与では容易に薬剤耐性菌が出現するため、結核治療では行われない。本問では複数の薬剤を併用する多剤併用療法が原則である。
国試ポイント
結核治療の原則である「多剤併用療法」は、薬剤耐性菌の防止という理由とともに国家試験で繰り返し問われる最重要ポイントである。
覚え方
結核は「に(2)るい」の二類、治療は「多剤併用」
対になる知識
結核の薬物治療では単剤投与を行うと耐性菌が出現しやすいため、複数の抗結核薬を同時に用いる「多剤併用療法」が原則となる。結核菌は細胞壁にミコール酸を持ち、乾燥に強く消毒薬抵抗性を示す抗酸菌である。
関連知識
結核は感染症法において二類感染症に指定されている。我が国では新規患者数が減少傾向にあるものの依然として重要な疾患であり、感染しても発病するのは全体の一部(約10%)である。早期発見・治療の継続が不可欠。