母指のZ変形に対する局所治療穴として適切な経穴はどれか。
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正解は4番
解説
魚際は手の太陰肺経の第1行穴であり、第1中手骨橈側の中央、赤白肉際に位置する。母指のZ変形は母指CM関節亜脱臼やMP関節の過伸展を伴う変形であり、その局所治療において、魚際は母指球筋群の緊張緩和や局所の疼痛軽減に対する重要な局所治療穴として選穴される。
選択肢ごとの解説
- 1. 合谷は第1・第2中手骨間にあり、顔面や頭部の疾患に広く用いられるが、母指のZ変形に対する局所治療穴ではない。
- 2. 太淵は橈骨手根関節部の掌側にあり、手の太陰肺経の原穴であるが、母指局所の変形に対する治療穴としては魚際が優先される。
- 3. 大陵は手関節掌側中央にあり、手根管症候群などに用いられるが、母指のZ変形の局所治療穴ではない。
- 4. 正解。魚際は手の太陰肺経の第1行穴であり、第1中手骨橈側の中央、赤白肉際に位置する。母指のZ変形は母指CM関節亜脱臼やMP関節の過伸展を伴う変形であり、その局所治療において、魚際は母指球筋群の緊張緩和や局所の疼痛軽減に対する重要な局所治療穴として選穴される。
国試ポイント
関節リウマチの変形(Z変形など)に対する局所治療穴としては、痛みの生じている関節周囲の解剖学的位置を考慮して選穴する必要がある。
覚え方
魚際は「母指の魚腹(母指球)」の赤白肉際と覚える。
対になる知識
母指のZ変形とは、関節リウマチなどに伴い生じる複合的な変形であり、一般的に母指のCM関節の脱臼・内転、MP関節の過伸展、IP関節の屈曲を呈する病態を指す。この変形により母指の機能障害や疼痛が生じるため、局所的なアプローチとして魚際などの母指周囲の経穴が選択されることがある。
関連知識
関節リウマチは自己免疫疾患の一つであり、全身の滑膜に慢性的な炎症が生じることで関節の破壊や変形を引き起こす。特に手関節や手指の関節に好発し、母指のZ変形などの特異的な変形を伴う。鍼灸治療は、痛みの緩和や関節周囲の筋緊張改善を目的として補助的に行われる。