ムスカリン受容体の刺激によって生じる反応はどれか。
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正解は3番
解説
ムスカリン受容体は副交感神経の節後繊維が支配する効果器に存在する受容体(コリン受容体)である。副交感神経優位の状態で刺激されるため、気管支平滑筋の収縮、消化管運動の促進、心拍数の減少、縮瞳などを引き起こす。
選択肢ごとの解説
- 1. 消化管運動の抑制は交感神経の優位時に起こる。副交感神経のムスカリン受容体は消化管運動を促進する。
- 2. 散瞳は交感神経のα受容体刺激によって起こり、ムスカリン受容体の刺激は縮瞳を引き起こす。
- 3. 正解。ムスカリン受容体は副交感神経の節後繊維が支配する効果器に存在する受容体(コリン受容体)である。副交感神経優位の状態で刺激されるため、気管支平滑筋の収縮、消化管運動の促進、心拍数の減少、縮瞳などを引き起こす。
- 4. 心拍数の増加は交感神経のβ1受容体刺激によって起こる。副交感神経のムスカリン受容体刺激は心拍数を減少させる。
国試ポイント
自律神経の受容体(アドレナリン受容体α・β、コリン受容体ニコチン・ムスカリン)の種類と、それぞれの受容体刺激によって起こる効果器の反応を正確に結びつける力が問われる。
覚え方
副交感(ムスカリン)=消化促進・縮瞳・気管支収縮・心拍低下
対になる知識
交感神経β1受容体刺激=心拍数増加、心収縮力増加 / 交感神経β2受容体刺激=気管支平滑筋弛緩 / 副交感神経ムスカリン受容体刺激=気管支平滑筋収縮、心拍数減少
関連知識
アセチルコリンはすべての自律神経節前繊維の伝達物質であり、副交感神経の節後繊維の伝達物質でもある。副交感神経の受容体にはムスカリン受容体(代謝共役型)が用いられる。