前立腺肥大症の初期症状としてみられるものはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は4番
解説
前立腺肥大症では、肥大した前立腺が尿道を圧迫・刺激するため、膀胱刺激症状や排尿障害が生じる。初期症状としては夜間頻尿や排尿遅延、尿勢低下などの蓄尿・排尿症状が代表的である。
選択肢ごとの解説
- 1. これは消化管出血に由来する症状。本問の前立腺肥大症では下部尿路の閉塞による蓄尿・排尿障害が主症状であり、下血は起こらない
- 2. 無尿は腎不全や尿路の完全閉塞など重篤な状態で見られるが、前立腺肥大症の初期症状としては頻尿や排尿困難が先行する。
- 3. これは肝硬変や腹膜炎などで貯留する液体のこと。本問の前立腺肥大症では泌尿器系の排尿障害が病態であり、腹水はみられない
- 4. 正解。前立腺肥大症では、肥大した前立腺が尿道を圧迫・刺激するため、膀胱刺激症状や排尿障害が生じる。初期症状としては夜間頻尿や排尿遅延、尿勢低下などの蓄尿・排尿症状が代表的である。
国試ポイント
前立腺肥大症の初期症状として「夜間頻尿」「尿意切迫感」「排尿困難」などの排尿・蓄尿障害を問う問題が頻出する。
覚え方
前立腺肥大の初期はトイレが近くなる(夜間頻尿・頻尿)
対になる知識
前立腺肥大症の症状は、蓄尿症状(頻尿・夜間頻尿・尿意切迫感)と排尿症状(排尿困難・尿線細小化・残尿感・腹圧排尿)に大別される。初期には膀胱刺激症状による蓄尿症状が目立ち、進行すると排尿障害が強まる。
関連知識
前立腺肥大症が進行して排尿障害が悪化すると、残尿の増加により尿路感染症や膀胱結石を併発する。さらに、膀胱内圧の上昇が両側の腎盂・尿管に伝播するため、水腎症から腎機能障害(腎不全)を引き起こすことがある。