赤血球について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
赤血球は細胞膜を通して水分子を透過させますが、細胞膜の内外で溶質の濃度差がある場合、浸透圧の差が生じます。蒸留水は赤血球内よりも溶質濃度がはるかに低いため、浸透圧の差により水が赤血球内に流入し、最終的に赤血球が膨張して破裂する溶血現象を起こします。
選択肢ごとの解説
- 1. 赤血球は骨髄で産生されます。腎臓ではエリスロポエチンというホルモンが産生され、これが骨髄での赤血球産生を促進します。 正しくは:骨髄で産生される。
- 2. 成熟した赤血球は無核細胞です。造血幹細胞から分化する過程で核を失います。 正しくは:無核細胞である。
- 3. 正解。蒸留水は赤血球内より溶質濃度が低いため低張液であり、浸透圧により水が赤血球内に流入し、溶血を起こします。
- 4. 赤血球の寿命は約120日(約4ヶ月)です。7日というのは非常に短く、通常は血小板の寿命が約7~10日です。 正しくは:寿命は約120日である。
国試ポイント
赤血球の基本的な性状と機能、特に浸透圧と溶血の関係を理解することが重要です。
混同注意
等張液、低張液、高張液の概念と、それぞれが赤血球に与える影響を混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
赤血球に関する問題が出た際は、「どこで産生されるか」「細胞の形態的特徴(核の有無など)」「浸透圧変化への反応」「寿命」の4つのポイントに着目して判断します。
覚え方
赤血球に関する問題が出た際は、「どこで産生されるか」「細胞の形態的特徴(核の有無など)」「浸透圧変化への反応」「寿命」の4つのポイントに着目して判断します。
対になる知識
等張液、低張液、高張液の概念と、それぞれが赤血球に与える影響を混同しやすいです。
関連知識
赤血球の主な機能は酸素運搬であり、そのためにヘモグロビンを含んでいます。造血は骨髄で行われ、エリスロポエチンが関与します。赤血球の正常な寿命は約120日です。核は成熟赤血球にはありません。