脊髄に反射中枢が存在するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
屈曲反射は、皮膚への有害刺激(侵害刺激)に対して、刺激部位から脊髄に入力され、脊髄内の介在ニューロンを介して屈筋群を収縮させ、刺激から肢を遠ざける多シナプス反射である。この反射弓は完全に脊髄内で完結するため、反射中枢は脊髄に存在する。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。屈曲反射は侵害刺激から身を守るための反射であり、その反射弓は脊髄内で完結するため、脊髄に反射中枢が存在する。
- 2. 嚥下反射は食物を食道へ送るための複雑な反射であり、その反射中枢は延髄(脳幹の一部)に存在する。 正しくは:嚥下反射の中枢は延髄。
- 3. 立ち直り反射は姿勢の維持に関わる複雑な反射であり、その反射中枢は主に中脳・橋(脳幹の一部)に存在する。 正しくは:立ち直り反射の中枢は主に中脳・橋。
- 4. 緊張性頸反射は頭部と頸部の位置変化に応じて四肢の筋緊張が変化する反射であり、その反射中枢は延髄(脳幹の一部)に存在する。 正しくは:緊張性頸反射の中枢は延髄。
国試ポイント
反射中枢の所在は神経系の機能局在を理解する上で重要である。特に、脊髄反射、脳幹反射、大脳皮質が関与する反射を区別して覚える。
混同注意
脊髄反射と脳幹反射の区別が混同しやすい。脳幹反射は生命維持に直結する反射が多いのに対し、脊髄反射は局所的な運動制御に関わるものが多い。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問題が出た場合、反射弓が完全に脊髄内で完結するか、それとも脳幹や上位中枢が関与するかを判断基準とする。
覚え方
今後同様の問題が出た場合、反射弓が完全に脊髄内で完結するか、それとも脳幹や上位中枢が関与するかを判断基準とする。
対になる知識
脊髄反射と脳幹反射の区別が混同しやすい。脳幹反射は生命維持に直結する反射が多いのに対し、脊髄反射は局所的な運動制御に関わるものが多い。
関連知識
脊髄反射には伸張反射(単シナプス反射)や交叉性伸展反射などがあり、これらも脊髄に反射中枢を持つ。一方、嚥下反射や咳反射、瞳孔反射などは脳幹に反射中枢を持つ。