耳下腺の分泌を支配する副交感神経線維を含む脳神経はどれか。
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正解は3番
解説
耳下腺への副交感神経性の分泌支配は、舌咽神経(第IX脳神経)が担っている。耳下腺以外の主な唾液腺(顎下腺・舌下腺)および涙腺は顔面神経によって支配される。
選択肢ごとの解説
- 1. 三叉神経は顔面の知覚や咀嚼筋の運動支配を主に担っており、大唾液腺の副交感神経分泌支配には関与しない。
- 2. 顔面神経は顎下腺や舌下腺、涙腺への副交感神経性分泌支配を担うが、耳下腺ではない。
- 3. 正解。耳下腺への副交感神経性の分泌支配は、舌咽神経(第IX脳神経)が担っている。耳下腺以外の主な唾液腺(顎下腺・舌下腺)および涙腺は顔面神経によって支配される。
- 4. 迷走神経は頸部・胸部・腹部の多くの内臓器官の副交感神経支配を担うが、耳下腺の分泌支配とは異なる。
国試ポイント
唾液腺の分泌支配の差異(耳下腺=舌咽神経、顎下腺・舌下腺=顔面神経)は国家試験の定番知識である。
覚え方
耳下腺は舌(舌咽神経)、顎・舌下・涙は顔(顔面神経)
対になる知識
顔面神経(第VII脳神経)は副交感神経線維を含み、涙腺、顎下腺、舌下腺の分泌を支配する。対して、舌咽神経(第IX脳神経)は耳下腺の分泌を支配する副交感神経線維を含んでおり、耳下腺膿瘍や耳下腺炎の際に障害を受けることがある。
関連知識
自律神経系の一つである副交感神経は、消化液の分泌促進や心拍数の低下など、身体が休息や栄養補給を行っているときの機能を優位にする。脳神経に含まれる副交感神経核から発した線維は、各部の標的腺や効果器に到達して働く。