月に15回を超える頭痛発作を経験し、拍動性の痛みと圧迫感が混在し、特に起床時に症状が強く、日常的に鎮痛薬を使用しているが頭部MRIでは器質的異常が見られない症例で、最も疑われる頭痛の病型はどれか。
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正解は1番
解説
月に15日以上の頻回な頭痛発作があり、鎮痛薬を定期的に過剰使用している背景があり、頭部MRIで器質的異常が除外される場合、薬剤乱用頭痛(薬物使用過多による頭痛)と診断される。鎮痛薬の慢性・過剰な乱用が原因で頭痛が持続・悪化する特徴がある。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。月に15日以上の頻回な頭痛発作があり、鎮痛薬を定期的に過剰使用している背景があり、頭部MRIで器質的異常が除外される場合、薬剤乱用頭痛(薬物使用過多による頭痛)と診断される。鎮痛薬の慢性・過剰な乱用が原因で頭痛が持続・悪化する特徴がある。
- 2. 群発頭痛は決まった時間帯に片側の眼窩周囲に激痛が生じ、流涙や鼻汁を伴う発作性のものであり、鎮痛薬の乱用を背景とする慢性連日性の頭痛像とは一致しない。
- 3. 脳腫瘍による頭痛は頭蓋内圧亢進を伴うため頭部MRIなどの画像検査で明確な器質的異常が認められる点が本症例とは異なる。
- 4. 三叉神経痛は顔面の三叉神経領域に沿った数秒から数十秒の電撃的・突発的な激痛を特徴とし、本症例のような持続する拍動性・圧迫性の頭痛とは病態が異なる。
国試ポイント
「月に15回以上の頭痛」「鎮痛薬の頻回使用」「画像検査で異常なし」というキーワードから薬物使用過多による頭痛(薬剤乱用頭痛)を的確に鑑別できるかが問われる。
覚え方
「薬の飲みすぎで毎日頭痛」=薬物使用過多による頭痛(月15日以上)。
対になる知識
薬物使用過多による頭痛=月15日以上の頭痛、鎮痛薬の過剰摂取、画像検査で器質的疾患なし。 / 脳腫瘍による頭痛=画像検査で器質的病変あり、噴出性嘔吐や頭蓋内圧亢進症状を伴う。
関連知識
薬物使用過多による頭痛(MOH)の治療における最大の基本原則は、原因となっている鎮痛薬の中止あるいは計画的な減量である。ただし、急激な中止により激しい離脱症状が生じることが多いため、医療従事者による慎重かつ計画的な管理が必要とされる。