水痘の症状はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
水痘( varicella )は水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症で、特徴的な症状として、紅斑、丘疹、水疱、痂皮が混在して出現します。特に、赤い発疹が水疱へと進行する段階は水痘に非常に特徴的であり、'水疱'という病名にも表れています。この発疹は体幹から四肢へと広がり、痒みを伴うことが多いです。
選択肢ごとの解説
- 1. 耳下腺の腫脹は流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の主な症状であり、水痘の症状ではありません。 正しくは:流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の症状である。
- 2. 両頬部のびまん性紅斑は伝染性紅斑(りんご病)の典型的な症状であり、水痘の症状ではありません。水痘の発疹は全身性で多段階性です。 正しくは:伝染性紅斑(りんご病)の症状である。
- 3. 正解。水痘は、初期の紅斑が丘疹を経て水疱に進行し、最終的に痂皮になるという特徴的な発疹の経過をたどります。この「紅斑から水疱への進行」は水痘の診断に必須の所見です。
- 4. 解熱前後の斑状丘疹性発疹は突発性発疹の主な症状であり、水痘の症状ではありません。水痘は発熱と同時に発疹が出現し、水疱を形成します。 正しくは:突発性発疹の症状である。
国試ポイント
水痘の主要な臨床症状(特に特徴的な発疹の性状と経過)を理解する。
混同注意
水痘の発疹は、手足口病やヘルペスなどの他のウイルス性発疹性疾患と混同されやすいですが、全身性で紅斑から水疱、痂皮への多段階性(non-synchronous lesions)を呈するのが水痘の特徴です。麻疹や風疹のような斑状丘疹性発疹とは異なります。
次に同じ論点が出たら
「水疱」「全身性」「多段階性(紅斑・丘疹・水疱・痂皮の混在)」のキーワードがあれば水痘を疑う。
覚え方
「水疱」「全身性」「多段階性(紅斑・丘疹・水疱・痂皮の混在)」のキーワードがあれば水痘を疑う。
対になる知識
水痘の発疹は、手足口病やヘルペスなどの他のウイルス性発疹性疾患と混同されやすいですが、全身性で紅斑から水疱、痂皮への多段階性(non-synchronous lesions)を呈するのが水痘の特徴です。麻疹や風疹のような斑状丘疹性発疹とは異なります。
関連知識
水痘の合併症として、細菌性二次感染、肺炎、脳炎などがあります。免疫不全者では重症化しやすく、妊婦が感染すると先天性水痘症候群のリスクがあります。予防にはワクチンが有効です。