急性骨髄性白血病について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
急性骨髄性白血病(AML)は、骨髄中の造血幹細胞が癌化し、分化能を失った骨髄系幼若細胞(芽球)が異常に増殖する悪性腫瘍である。これにより正常な造血が阻害され、汎血球減少をきたす。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。急性骨髄性白血病は、骨髄において骨髄系幼若芽球が異常に増殖する疾患である。これが正常な造血を阻害する。
- 2. 急性骨髄性白血病は小児にもみられるが、主に高齢者に多く発生する疾患であり、白血病全体では成人白血病の約70%を占める。小児に最も多い白血病は急性リンパ性白血病である。 正しくは:主に高齢者に多くみられる。
- 3. 急性骨髄性白血病の主な原因は不明な点が多いが、放射線被曝、特定の化学物質(ベンゼンなど)、抗がん剤(アルキル化剤、トポイソメラーゼ阻害剤など)の使用、遺伝的要因などが関係するとされている。細菌感染は直接的な原因ではなく、合併症として発症することが多い。 正しくは:放射線被曝や特定の化学物質、抗がん剤の使用などが関係する。
- 4. ミエロペルオキシダーゼ(MPO)染色は、骨髄系細胞の顆粒に含まれる酵素を検出するものであり、急性骨髄性白血病の芽球では通常陽性を示す。これは急性リンパ性白血病の芽球が陰性であることと鑑別する重要な所見である。 正しくは:ミエロペルオキシダーゼ染色は陽性である。
国試ポイント
急性骨髄性白血病の病態生理、主な疫学、および検査所見(特に芽球の増加とMPO染色)について正確に理解することが重要である。
混同注意
急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病の鑑別(特に細胞系統とMPO染色)、慢性白血病との区別(芽球の割合)。
次に同じ論点が出たら
「芽球の増殖」「MPO染色陽性」「成人での発症頻度」の3点を確認し、他の白血病との鑑別を正確に行う。
覚え方
「芽球の増殖」「MPO染色陽性」「成人での発症頻度」の3点を確認し、他の白血病との鑑別を正確に行う。
対になる知識
急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病の鑑別(特に細胞系統とMPO染色)、慢性白血病との区別(芽球の割合)。
関連知識
骨髄穿刺・生検による芽球の割合(20%以上で診断)、細胞表面マーカー、遺伝子異常(染色体転座など)、治療法(化学療法、造血幹細胞移植)。