気管支拡張症について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
気管支拡張症は、気管支壁の炎症と破壊により気管支が不可逆的に拡張し、線毛機能障害や粘液貯留を伴い慢性感染が反復する病態である。この構造的変化は元に戻らないため、不可逆性である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。気管支拡張症は、気管支壁の破壊と拡張が恒久的なものであり、元に戻ることはないため、気道の変化は不可逆性である。
- 2. 小児喘息の既往は気管支拡張症の直接的な主要原因とは通常されない。むしろ、百日咳や麻疹などの重症感染症の既往がリスク因子として知られている。 正しくは:小児期の重症肺感染症(百日咳、麻疹など)の既往をもつことが多い。
- 3. 気管支拡張症では、拡張した気管支の血管が脆弱になり、容易に出血するため、喀血は頻繁にみられる主要な症状の一つである。 正しくは:喀血をきたすことは多い。
- 4. 気管支拡張症の治療は、慢性的な感染と炎症を管理するため、症状や増悪に応じて抗菌薬を長期的に投与したり、喀痰の排出を促す去痰薬、気管支拡張薬などを使用することが多い。短期投与では不十分である。 正しくは:治療は抗菌薬の長期投与や去痰薬などを行う。
国試ポイント
気管支拡張症の病態生理、主要症状、合併症、および治療の基本方針を理解する。
混同注意
気管支喘息(可逆性)、慢性閉塞性肺疾患(COPDの一部は不可逆性だが、気管支拡張症とは病態が異なる)など、他の慢性呼吸器疾患との鑑別。
次に同じ論点が出たら
気管支拡張症の構造変化が不可逆的である点、および主要症状、長期的な治療管理について問われた場合に正確に判断する。
覚え方
気管支拡張症の構造変化が不可逆的である点、および主要症状、長期的な治療管理について問われた場合に正確に判断する。
対になる知識
気管支喘息(可逆性)、慢性閉塞性肺疾患(COPDの一部は不可逆性だが、気管支拡張症とは病態が異なる)など、他の慢性呼吸器疾患との鑑別。
関連知識
気管支拡張症の主な原因として、過去の重症感染症(百日咳、麻疹、結核など)、原発性線毛運動不全症、嚢胞性線維症、免疫不全などが挙げられる。喀血、慢性咳嗽、膿性痰が典型症状である。CT検査で診断される。