L5神経根障害に伴う下腿の知覚領域の異常に対し、局所への施術で選択される経穴はどれか。
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正解は1番
解説
条口は下腿外側、腓骨頭と外果を結んだ線の中点の下方に位置する。L5神経根障害におけるデルマトームは下腿外側から足背を通って母趾に至るため、下腿外側に位置する条口は、L5領域の知覚異常に対する局所治療の選択肢として解剖学的に非常に妥当である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。条口は下腿外側、腓骨頭と外果を結んだ線の中点の下方に位置する。L5神経根障害におけるデルマトームは下腿外側から足背を通って母趾に至るため、下腿外側に位置する条口は、L5領域の知覚異常に対する局所治療の選択肢として解剖学的に非常に妥当である。
- 2. 地機は下腿内側の脛骨内側面下端の近位に位置し、L4神経支配領域のデルマトームに相当するため、L5神経根障害に伴う下腿外側の知覚異常に対する局所治療としては適切ではない。
- 3. 承山は下腿後面の腓腹筋の筋腹間に位置し、S1およびS2神経支配領域のデルマトームに相当するため、L5神経根障害に伴う下腿外側の知覚異常に対する局所治療としては適切ではない。
- 4. 伏兎は大腿前外側に位置し、L2・L3神経支配領域のデルマトームに相当するため、L5神経根障害に伴う下腿外側の知覚異常に対する局所治療としては適切ではない。
国試ポイント
下肢の主要な神経根障害(L4、L5、S1)のデルマトーム領域と、そこに位置する経穴の対応関係を把握する。
覚え方
L5デルマトーム下腿領域 = 条口(足三里の下方)
対になる知識
伏兎は下肢の伸側に位置し、主にL3・L4神経根領域の症状に対応する。条口は下腿外側に位置し、L5神経根デルマトーム領域の症状に対する局所治療穴として用いられる。承山は下腿後面にあり、S1神経根領域の症状に対して選択されることが多い。
関連知識
L5神経根は、足関節背屈筋群(前脛骨筋など)を支配するため、障害されると足関節背屈筋力低下が生じる。 / 腰椎椎間板ヘルニアの診断には、MRI検査が有用である。 / デルマトームは、皮膚の知覚神経支配領域を示す。