腰殿部外側から大腿外側にかけての脹痛に対し、足少陽胆経の侠渓を選穴して治療する場合、この治療法則はどれか。
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正解は3番
解説
侠渓は足少陽胆経の経穴であり、足少陽胆経は腰殿部外側から大腿外側へと流注している。このように、経絡の走行と関連する病変に対し、その経絡上の経穴を選択して治療を行う法則を循経取穴という。
選択肢ごとの解説
- 1. 局所取穴は、病変のある部位やその近傍の経穴・反応点を用いる選穴法であり、本問のように経絡の走行に沿って選択する方法とは異なる。
- 2. 阿是穴は、圧痛や硬結などの反応点がある部位を直接指すものであり、特定の経穴名を持つ侠渓を用いる本問の選穴法とは異なる。
- 3. 正解。侠渓は足少陽胆経の経穴であり、足少陽胆経は腰殿部外側から大腿外側へと流注している。このように、経絡の走行と関連する病変に対し、その経絡上の経穴を選択して治療を行う法則を循経取穴という。
- 4. 遠隔取穴は病変部位から離れた経穴を用いて治療する選穴法であり、循経取穴はその広範な概念の一部に含まれるが、経絡の走行に基づくという本問の機序をより的確に表すのは循経取穴である。
国試ポイント
経絡の走行と症状の関連性から選穴する「循経取穴」の定義を問う問題が頻出である。経脈の流注経路と経穴の位置関係を正確に結びつけて覚える必要がある。
覚え方
経絡に沿って選ぶ=循経取穴、局所を狙う=局所取穴、離れた場所から狙う=遠隔取穴
対になる知識
局所取穴とは病変部やその近傍の経穴を用いる選穴法であり、これに対し遠隔取穴は病変部位から離れた四肢などの経穴を用いる選穴法である。循経取穴は、病変の循行する経脈上の経穴を選ぶという点で遠隔取穴の一種に分類され、経絡のつながりを利用して治療効果を発揮する。
関連知識
足少陽胆経の侠渓は足背の第4・5趾間、赤白肉際に位置し、五輸穴のうち滎水穴に分類される。足少陽胆経は頭部から側腹部、下肢外側を通って足背に至る長い流注を持ち、腰殿部から大腿外側にかけての脹痛など、経脈の循行上の症状に対して同経の経穴を用いた循経取穴が有効である。