血小板数を含むすべての血球が減少する疾患はどれか。
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正解は4番
解説
再生不良性貧血は、骨髄の造血幹細胞が障害されて生じる造血機能不全である。そのため、赤血球、白血球、血小板のすべてが減少する汎血球減少症を呈する。
選択肢ごとの解説
- 1. 慢性骨髄性白血病は造血幹細胞の異常による骨髄増殖性腫瘍であり、末梢血では白血球の著増(成熟好中球から未熟球まで)や血小板数の増加がみられることが多く、汎血球減少とはならない。
- 2. 鉄欠乏性貧血は鉄の不足による小球性低色素性貧血であり、赤血球系のみが障害されるため汎血球減少とはならない。慢性的な出血に伴い、血小板数はむしろ増加することがある。
- 3. 脾臓摘出後では、血小板をプール・破壊する場がなくなるため、一時的に血小板数が著明に増加する。赤血球や白血球は減少せず、むしろ血小板増多が特徴となる。
- 4. 正解。再生不良性貧血は、骨髄の造血幹細胞が障害されて生じる造血機能不全である。そのため、赤血球、白血球、血小板のすべてが減少する汎血球減少症を呈する。
国試ポイント
造血機能低下による汎血球減少(赤血球・白血球・血小板の減少)をきたす代表的疾患として再生不良性貧血が問われる。
覚え方
「再生不良」は全部ダメ:赤・白・血小板すべて減少(汎血球減少)
対になる知識
血小板増加をきたす病態=慢性骨髄性白血病、脾臓摘出後、出血後、鉄欠乏性貧血の一部 / 血小板減少をきたす病態=再生不良性貧血、急性白血病、ITP(特発性血小板減少性紫斑病)
関連知識
血小板の正常値は一般に15万〜40万/μLの範囲である。血小板は骨髄中の巨核球の細胞質の一部がちぎれて血液中へ放出されることで産生され、一次止血において血管損傷部位の血栓形成に中心的な役割を果たしている。したがって、血小板数の減少は重大な出血傾向につながる。