正常歩行について正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
歩行における二重支持期は、両足が地面に接している期間を指します。この期間が短縮され、最終的にゼロになり、さらに一時期両足とも地面から離れる「空中相」が出現することで、歩行から走行へと様式が変化します。
選択肢ごとの解説
- 1. 歩行の1サイクルは、片側の足が地面に着いてから次に同じ足が地面に着くまでの期間(stridelength)を指し、これは2歩(rightstepとleftstep)に相当します。 正しくは:1サイクルは2歩に相当する。
- 2. 正常歩行において、立脚相(片足が地面に着いている期間)は約60%、遊脚相(片足が地面から離れている期間)は約40%であり、立脚相の方が遊脚相よりも時間が長いです。 正しくは:立脚相は遊脚相より時間が長い。
- 3. 正解。この選択肢は正しいです。歩行では必ず二重支持期が存在しますが、走行では二重支持期がなくなり、両足が地面から離れる空中相が出現します。したがって、二重支持期が0になることは走行への移行を示す重要な指標です。
- 4. 歩行速度が遅すぎても速すぎても消費エネルギーは増大し、一般的に最適な歩行速度が存在します。極端に遅い歩行は、効率が悪く消費エネルギーが大きくなることがあります。 正しくは:歩行速度が遅すぎても速すぎても消費エネルギーは多くなる。
国試ポイント
歩行周期の各相の定義と時間的割合、歩行と走行の運動学的違いを理解することが重要です。
混同注意
歩行周期のフェーズ(立脚相、遊脚相、二重支持期、単一支持期)の定義と、それらの時間的割合の数値、および走行との違いが混同しやすい点です。
次に同じ論点が出たら
「二重支持期」と「空中相」の有無、および各相の時間的割合の変化に注目して判断します。
覚え方
「二重支持期」と「空中相」の有無、および各相の時間的割合の変化に注目して判断します。
対になる知識
歩行周期のフェーズ(立脚相、遊脚相、二重支持期、単一支持期)の定義と、それらの時間的割合の数値、および走行との違いが混同しやすい点です。
関連知識
歩行周期における立脚相と遊脚相の割合(立脚相約60%、遊脚相約40%)、二重支持期は通常約20%であること。また、歩行速度と消費エネルギーの関係(U字カーブ)。