未病の概念について適切なのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
未病とは、健康と疾病の中間的な状態を指し、疾病に至る前の段階で心身の変化を捉え、予防的介入を行うという考え方である。健康から疾病への移行は段階的であり、両者は連続したスペクトラムとして捉えられるため、選択肢4が適切である。
選択肢ごとの解説
- 1. これは未病の概念を直接表すものではなく、東洋医学の「天人合一」思想の一側面を表している。自然環境と人体が密接に関連し影響し合うという考え方ではあるが、健康と疾病の連続性とは異なる。 正しくは:これは「天人合一」や「宇宙観」といった東洋医学の根源的な思想の一部であり、未病の直接的な定義ではない。
- 2. これは「心身一如」という概念であり、東洋医学や心身医学における重要な考え方であるが、未病の定義である健康と疾病の連続性とは異なる。心と体が互いに影響し合うことを強調する。 正しくは:これは「心身一如」の考え方であり、未病の概念ではない。
- 3. これは「整体観念」の考え方であり、人体全体を部分の集合ではなく、相互に関連し影響し合う有機的なまとまりとして捉える思想である。未病の概念とは異なる。 正しくは:これは「整体観念」の考え方であり、未病の概念ではない。
- 4. 正解。健康と疾病が連続したスペクトラムであり、明確な境界がないという考え方が未病の核心である。疾病の発症前に介入することで、健康状態を維持・改善することを目指す。
国試ポイント
未病の概念は、健康と疾病が連続した状態であり、早期介入の重要性を示す点。
混同注意
未病は、単なる自覚症状がない状態(健康)でもなく、診断が確定した疾病でもない。健康と疾病を二元論で捉える西洋医学的思考とは異なる。
次に同じ論点が出たら
未病に関する問題が出た場合、健康と疾病が不連続なものではなく、連続した一連の過程であるという視点から選択肢を判断する。
覚え方
未病に関する問題が出た場合、健康と疾病が不連続なものではなく、連続した一連の過程であるという視点から選択肢を判断する。
対になる知識
未病は、単なる自覚症状がない状態(健康)でもなく、診断が確定した疾病でもない。健康と疾病を二元論で捉える西洋医学的思考とは異なる。
関連知識
東洋医学では、未病の段階での養生や治療が重視される。WHOの健康の定義(身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態)とも関連するが、未病はより動的な状態遷移を強調する。