胸郭下口を囲む構造物として正しいものはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は2番
解説
胸郭下口は胸郭の下方の開口部であり、前方には剣状突起、側方には肋骨弓、後方には第12胸椎(および第12肋骨など)によって囲まれている。ここには横隔膜が張り出し、胸腔と腹腔を隔てている。
選択肢ごとの解説
- 1. 胸骨柄、胸骨体、剣状突起は「胸骨」自体の3つの構成要素である。本問の胸郭下口は、剣状突起、肋骨弓、第12胸椎などによって囲まれる下方の開口部を指しているため当てはまらない。
- 2. 正解。胸郭下口は胸郭の下方の開口部であり、前方には剣状突起、側方には肋骨弓、後方には第12胸椎(および第12肋骨など)によって囲まれている。ここには横隔膜が張り出し、胸腔と腹腔を隔てている。
- 3. 上前腸骨棘や腸骨稜は「寛骨(骨盤)」を構成する解剖学的ランドマークである。本問の胸郭下口を囲む構造物には含まれず、これらは下肢帯の骨盤部に位置する部位である。
- 4. 第1胸椎、第1肋骨、胸骨柄上縁によって囲まれているのは「胸郭上口」の説明である。
国試ポイント
胸郭上口と胸郭下口の境界を構成する骨の組み合わせは、胸郭全体の立体構造を問う問題で頻出である。
覚え方
「下は剣・肋骨弓・12胸椎」で胸郭下口を覚える。
対になる知識
胸郭上口の境界は、第1胸椎、第1肋骨、および胸骨柄上縁によって囲まれている。胸郭上口は頸部と胸腔をつなぐ狭い開口部であり、気管、食道、血管、神経などがここを通過する。
関連知識
胸郭は12対の肋骨、胸骨、12個の胸椎から構成される鳥かご状の骨格性容器である。内部に心臓や肺などの生命維持に不可欠な重要臓器を保護し、呼吸運動に伴って容積を変化させる機能的な役割を持っている。