関節リウマチによるZ変形の仏痛緩和のため局所への接触鍼を行った。施術部位の経穴として最も適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
関節リウマチによるZ変形は、母指CM関節の掌側亜脱臼とMP関節の過伸展、IP関節の屈曲変形を特徴とします。魚際は母指MP関節の近位、母指球筋に位置し、この部位への接触鍼は、母指MP関節の痛みの緩和と機能改善を目的とした局所治療として最も適切です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。魚際は母指MP関節の近位、母指球筋の隆起中央に位置し、母指のZ変形に伴うMP関節の痛みや機能障害に対して局所治療点として適切です。
- 2. 二間は示指MP関節の近位、示指側に位置する経穴であり、母指のZ変形とは直接的な局所治療部位として適切ではありません。 正しくは:Z変形が母指の変形であるため、母指に関連する経穴である魚際を選択するべきです。
- 3. 少沢は小指尺側の爪根部に位置し、小指の病変に主として用いられます。母指のZ変形に対する局所治療部位としては不適切です。 正しくは:Z変形が母指の変形であるため、母指に関連する経穴である魚際を選択するべきです。
- 4. 中渚は手背の環指と小指の間、MP関節の近位に位置します。これは母指のZ変形とは解剖学的に離れており、局所治療部位として適切ではありません。 正しくは:Z変形が母指の変形であるため、母指に関連する経穴である魚際を選択するべきです。
国試ポイント
関節リウマチの関節変形に対する鍼灸治療の適用部位と、手の主要経穴の位置および主治を理解する。
混同注意
Z変形に対する治療穴として、痛みの部位と関連する経穴を選択する際に、手部にある他の経穴との区別が重要です。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問題が出題された場合は、関節リウマチによる特異的な変形(例:Z変形、ボタン穴変形、スワンネック変形)が示された際に、その変形が起こる関節(例:Z変形なら母指MP関節、CM関節、IP関節)と、その関節周囲にある局所経穴の解剖学的位置関係および主治を照合して判断します。
覚え方
今後同様の問題が出題された場合は、関節リウマチによる特異的な変形(例:Z変形、ボタン穴変形、スワンネック変形)が示された際に、その変形が起こる関節(例:Z変形なら母指MP関節、CM関節、IP関節)と、その関節周囲にある局所経穴の解剖学的位置関係および主治を照合して判断します。
対になる知識
Z変形に対する治療穴として、痛みの部位と関連する経穴を選択する際に、手部にある他の経穴との区別が重要です。
関連知識
関節リウマチのZ変形では、母指の機能障害がADLに大きく影響するため、その痛みの緩和と機能改善が治療目標となります。接触鍼は非侵襲的で、疼痛部位への直接アプローチに適しています。手関節や手指の変形に対する鍼灸治療では、罹患関節とその周辺の経穴、および遠隔治療点も考慮されます。