続発性ネフローゼ症候群を引き起こす頻度の高い原因疾患はどれか。
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正解は3番
解説
ネフローゼ症候群は、原発性と何らかの全身性疾患に続発するものに大別される。続発性(二次性)ネフローゼ症候群の原因疾患として圧倒的に頻度が高く、我が国の透析導入原因の第1位を占めるのが糖尿病性腎症である。高血糖による糸球体微小血管障害が進行し、基底膜の肥厚とポドサイト障害が生じることで大量の蛋白尿が漏出する。
選択肢ごとの解説
- 1. これは一次性(特発性)ネフローゼ症候群の説明。本問の続発性ネフローゼ症候群ではなく、小児のネフローゼ症候群の原因として最も頻度が高い。
- 2. これは一次性ネフローゼ症候群の説明。本問の続発性ではなく、難治性のネフローゼ症候群や巣状の糸球体硬化像を特徴とする疾患である。
- 3. 正解。ネフローゼ症候群は、原発性と何らかの全身性疾患に続発するものに大別される。続発性(二次性)ネフローゼ症候群の原因疾患として圧倒的に頻度が高く、我が国の透析導入原因の第1位を占めるのが糖尿病性腎症である。高血糖による糸球体微小血管障害が進行し、基底膜の肥厚とポドサイト障害が生じることで大量の蛋白尿が漏出する。
- 4. これは一次性ネフローゼ症候群の説明。本問の続発性ではなく、成人における特発性ネフローゼ症候群の代表的な原因疾患の一つである。
国試ポイント
ネフローゼ症候群の原因分類において、腎臓自体の病変による「一次性(微小変化型、膜性腎症など)」と、全身疾患が原因の「二次性(糖尿病性腎症、アミロイドーシス、SLEなど)」を明確に区別する。
覚え方
二次性のトップは「糖尿病(血糖の乱れから腎臓へ)」
対になる知識
ネフローゼ症候群の原因疾患の分類として、基礎疾患を伴わない一次性(特発性)ネフローゼ症候群には微小変化型腎症、膜性腎症、巣状分節性糸球体硬化症などが含まれ、全身性疾患に伴う二次性(続発性)ネフローゼ症候群には糖尿病性腎症、アミロイドーシス、全身性エリテマトーデス(SLE)などが代表的な疾患として挙げられる。
関連知識
ネフローゼ症候群の臨床における四大徴候は、①一日3.5g以上の大量蛋白尿、②血清アルブミン値3.0g/dL以下の低アルブミン血症、③高コレステロール血症、④著明な浮腫である。糸球体基底膜の透過性が著しく亢進することにより、血中のタンパク質が大量に尿中へ失われることがすべての病態の根本原因となり、低アルブミン血症による膠質浸透圧の低下が浮腫を引き起こす。