絡穴が郄穴よりも体幹から遠い部位にある経絡はどれか。
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正解は3番
解説
足の太陰脾経において、絡穴である公孫は第1中足骨底の内側(足部)に位置し、郄穴である地機は陰陵泉の下方3寸(下腿部)に位置する。そのため、四肢末端側にある公孫(絡穴)の方が地機(郄穴)よりも体幹から遠い。
選択肢ごとの解説
- 1. 足の太陽膀胱経では、絡穴の飛揚は外踝尖上方7寸にあり、郄穴の金門は外踝尖付近(足根部)に位置する。この経絡では絡穴の方が郄穴よりも体幹に近い。
- 2. 手の太陰肺経では、絡穴の列欠は橈骨茎状突起の上方1.5寸(前腕)にあり、郄穴の孔最は尺沢の下方7寸に位置する。この経絡では絡穴の方が郄穴よりも体幹に近い。
- 3. 正解。足の太陰脾経において、絡穴である公孫は第1中足骨底の内側(足部)に位置し、郄穴である地機は陰陵泉の下方3寸(下腿部)に位置する。そのため、四肢末端側にある公孫(絡穴)の方が地機(郄穴)よりも体幹から遠い。
- 4. 手の太陽小腸経では、絡穴の支正は手関節上方5寸にあり、郄穴の養老は手関節上方1寸に位置する。この経絡では絡穴の方が郄穴よりも体幹に近い。
国試ポイント
十二経脈および任脈・督脈・陰陽蹻脈・陰陽維脈の「絡穴」と「郄穴」の位置関係(どちらが遠位か近位か)を問う問題は、経穴学の発展的な知識として問われやすい。
覚え方
脾経の公孫は足(末端)、地機は下腿。したがって絡穴が遠い。
対になる知識
多くの経絡では郄穴が絡穴よりも遠位にあることが一般的であるが、足の太陰脾経のように絡穴(公孫:第1中足骨底の内側前方)が郄穴(地機:陰陵泉下方3寸)よりも体幹から遠い部位にある例外的な経絡も存在する。
関連知識
絡穴は原穴から分かれて表裏経に連絡し、郄穴は経脈の気が深く集まる場所で急性痛の治療に用いられる。経穴の遠近関係を把握することは、経脈の循行や臨床での刺激部位を決定する上で極めて重要な要素となる。