刺入刺激によって最初に観察される反応や、侵害受容器への直接的な刺激として最も関連する末梢神経線維はどれか。
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正解は3番
解説
鍼刺激が侵害受容器を直接刺激した際に最初に興奮するのは、無髄神経であるⅣ群線維(C線維)および有髄のⅢ群線維(Aδ線維)である。特に遅い痛みや持続性の受容に関わるⅣ群線維は、侵害受容器の主な受容線維として刺入刺激による生体反応の起点となる。
選択肢ごとの解説
- 1. Ⅲ群線維はAδ線維であり、比較的速い痛みを伝えるが、侵害受容器の多くを占め持続的な刺激を伝えるのは無髄のⅣ群線維である。
- 2. Ⅰ群線維は、筋紡錘の固有受容器や腱紡錘からの情報を伝える太い有髄神経であり、侵害刺激の伝達を担うものではない。
- 3. 正解。鍼刺激が侵害受容器を直接刺激した際に最初に興奮するのは、無髄神経であるⅣ群線維(C線維)および有髄のⅢ群線維(Aδ線維)である。特に遅い痛みや持続性の受容に関わるⅣ群線維は、侵害受容器の主な受容線維として刺入刺激による生体反応の起点となる。
- 4. Ⅱ群線維は、皮膚の触圧覚や筋紡錘からの二次終末を伝える有髄神経であり、侵害受容器の主な求心路ではない。
国試ポイント
末梢神経の分類(Ⅰ〜Ⅳ群)とそれぞれの伝達する感覚・有髄/無髄の区別は生理学およびはり理論の基本である。侵害受容器=Ⅲ・Ⅳ群線維の組み合わせを確実に押さえること。
覚え方
末梢の痛覚は細い線維で:Ⅲ(さん)とⅣ(し)で痛(つう)と覚える。
対になる知識
Ⅰa群は筋紡錘の一次終末からの求心性線維、Ⅰb群は腱紡錘からの求心性線維、Ⅱ群は触圧覚や筋紡錘の二次終末からの求心性線維をそれぞれ伝達する。これらは有髄神経であり比較的伝導速度が速いのに対し、Ⅲ群・Ⅳ群は痛覚を伝える。
関連知識
神経線維の伝導速度は、有髄神経であるⅠ群やⅡ群、Ⅲ群の方が、無髄神経であるⅣ群よりも圧倒的に速い。鍼刺激による「響き」や即時的な鎮痛効果には、これらの太い求心性線維から細い求心性線維に至る多様な神経入力が深く関与している。