回転性のめまい、難聴、耳鳴りを三主徴とする内耳の疾患はどれか。
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正解は1番
解説
メニエール病は、内耳のリンパ水腫(内リンパ水腫)を病態とする疾患である。反復する発作性の回転性めまい、難聴、耳鳴り、耳閉感の4主徴(またはめまい・難聴・耳鳴りの3主徴)を特徴とするため、これが正解となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。メニエール病は、内耳のリンパ水腫(内リンパ水腫)を病態とする疾患である。反復する発作性の回転性めまい、難聴、耳鳴り、耳閉感の4主徴(またはめまい・難聴・耳鳴りの3主徴)を特徴とするため、これが正解となる。
- 2. これは脳血管障害の説明。脳梗塞は突然の発症でめまい、片麻痺、構音障害などを引き起こすことがあるが、内耳原性の疾患ではない。
- 3. これは神経変性疾患の説明。パーキンソン病は黒質のドパミン作動性ニューロンの変性脱落により、安静時振戦、無動、筋強剛、姿勢反射障害などを呈する。
- 4. これは先天性の銅代謝異常症の説明。ウィルソン病はセルロプスマ的低下と銅の蓄積により、肝障害やカイザー・フライザー角、錐体外路症状などを引き起こす。
国試ポイント
メニエール病の三主徴(回転性めまい、難聴、耳鳴り)は国家試験で非常に頻出の組み合わせであるため確実に覚える。
覚え方
め・に・えーる ⇒ めまい・難聴・耳鳴り
対になる知識
めまいをきたす主な内耳・平衡器疾患=良性発作性頭位めまい症(頭位変換で誘発)、前庭神経炎(突然の激しい回転性めまいが持続)、突発性難聴(突然の感音難聴ととめまいを伴う)
関連知識
めまいの鑑別として、末梢性(内耳性)と中枢性(脳幹・小脳など)の鑑別が極めて重要である。内耳は聴覚と平衡覚を司る複合器官であり、メニエール病はその両者に障害が及ぶ代表的な内耳疾患である。また、前庭神経炎や良性発作性頭位めまい症などの末梢性めまいでは、耳鳴りや難聴を伴わないことが多く、中枢性めまいとの鑑別において聴覚症状の有無が重要な手がかりとなる。