特定の感染経路(生の貝類の摂取など)により経口感染を引き起こすウイルス性肝炎はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は4番
解説
A型肝炎はA型肝炎ウイルス(HAV)によって引き起こされる急性肝炎である。主にウイルスに汚染された水や食品(特に加熱不十分な生のカキなどの貝類)の摂取を介した経口感染(糞口感染)によって伝播するため、正解はA型肝炎となる。
選択肢ごとの解説
- 1. C型肝炎はC型肝炎ウイルス(HCV)による感染症であり、主に血液を介した感染(輸血や医療事故、注射器の回し打ちなど)で伝播するため誤りである。
- 2. B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV)による感染症であり、主に血液や体液を介した非経口感染(性行為や母子感染など)で伝播するため誤りである。
- 3. D型肝炎はD型肝炎ウイルス(HDV)による感染症であり、B型肝炎ウイルスとの重複感染や共感染の形で血液・体液を介して伝播するため誤りである。
- 4. 正解。A型肝炎はA型肝炎ウイルス(HAV)によって引き起こされる急性肝炎である。主にウイルスに汚染された水や食品(特に加熱不十分な生のカキなどの貝類)の摂取を介した経口感染(糞口感染)によって伝播するため、正解はA型肝炎となる。
国試ポイント
ウイルス性肝炎の感染経路の分類が頻出。A型とE型は「経口感染」、B型・C型・D型は「血液・体液(血液感染・性感染)」と明確に区別して覚える。
覚え方
「A(えー)っと驚く、生ガキ経口感染」
対になる知識
A型肝炎やE型肝炎は主に経口感染(糞口感染)を介して急性肝炎を引き起こす。これに対し、B型肝炎、C型肝炎、D型肝炎は血液や体液の接触を介して感染する血液感染性肝炎であり、慢性化しやすい特徴を持つ。
関連知識
A型肝炎およびE型肝炎は一過性の急性肝炎経過をたどり、慢性化することはなく、予後良好であることが多い。一方、B型やC型は慢性化しやすく、肝硬変や肝細胞癌へ進展するリスクがある。