顎関節症に対する局所治療穴とその対象となる筋の組合せで最も適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
下関(げかん)は顔面神経支配の咀嚼筋である外側翼突筋の付着部や走行に近い経穴であり、顎関節症による外側翼突筋の緊張や機能異常に対して治療効果が期待できるため、この組合せが最も適切です。
選択肢ごとの解説
- 1. 禾髎(かリョウ)は顔面の経穴ですが、主に顔面神経麻痺や三叉神経痛などに用いられ、外側翼突筋との直接的な関連は薄いです。 正しくは:禾髎は三叉神経痛、顔面神経麻痺などに用いられる顔面部の経穴です。
- 2. 翳風(えいふう)は耳の後ろにある経穴で、主に耳鳴りや難聴、顔面神経麻痺などに用いられます。側頭筋との直接的な関連は薄いです。 正しくは:翳風は耳鳴り、難聴、顔面神経麻痺などに用いられる経穴です。
- 3. 正解。下関(げかん)は耳珠の前、頬骨弓の下際陥凹部に位置し、外側翼突筋の起始部や走行に近い経穴です。外側翼突筋の機能異常は顎関節症の主要な原因の一つであり、下関は同筋の治療穴として非常に重要です。
- 4. 懸顱(けんろ)は側頭部にある経穴で、主に頭痛やめまいなどに用いられます。内側翼突筋は下顎骨の内側に位置し、懸顱との直接的な関連は薄いです。 正しくは:懸顱は頭痛、めまい、片頭痛などに用いられる経穴です。
国試ポイント
顎関節症における主要な咀嚼筋とそれに対応する局所治療穴の知識を問うています。特に、外側翼突筋と内側翼突筋の作用、および関連する経穴を理解することが重要です。
混同注意
顎関節症に対する治療穴は多数ありますが、特に咀嚼筋との関連で最も効果的な局所穴を特定する能力が求められます。単に顎関節周囲の経穴を覚えるだけでなく、その経穴がどの筋に作用するかを理解することが重要です。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合は、まず選択肢にある経穴が顎関節周囲にあるかを確認し、次にその経穴がどの咀嚼筋の走行や付着部と最も密接に関わっているかを判断して正答を選びます。
覚え方
同様の問題が出た場合は、まず選択肢にある経穴が顎関節周囲にあるかを確認し、次にその経穴がどの咀嚼筋の走行や付着部と最も密接に関わっているかを判断して正答を選びます。
対になる知識
顎関節症に対する治療穴は多数ありますが、特に咀嚼筋との関連で最も効果的な局所穴を特定する能力が求められます。単に顎関節周囲の経穴を覚えるだけでなく、その経穴がどの筋に作用するかを理解することが重要です。
関連知識
外側翼突筋は下顎骨を前下方に牽引し、口を開く作用や下顎を側方に移動させる作用があります。内側翼突筋は下顎骨を引き上げ、閉口や下顎の側方移動に関与します。これらの筋は顎関節症の病態に深く関わるため、治療穴との関連を学ぶことは不可欠です。