真菌による日和見感染症として発症する肺炎はどれか。
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正解は3番
解説
ニューモシスチス肺炎は、真菌(真核微生物)に分類されるニューモシスチス・イロベチイによって引き起こされる。健康な人が感染しても発症することは稀であるが、AIDS患者や免疫抑制剤使用者などの免疫低下状態(日和見感染)で発症する真菌性肺炎である。
選択肢ごとの解説
- 1. 肺炎球菌肺炎は、肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)という細菌によって引き起こされる代表的な細菌性肺炎であり、市中肺炎の原因菌として最も頻度が高い。
- 2. レジオネラ肺炎は、レジオネラ・ニューモフィラなどのグラム陰性桿菌(細菌)によって引き起こされる重篤な細菌性肺炎である。
- 3. 正解。ニューモシスチス肺炎は、真菌(真核微生物)に分類されるニューモシスチス・イロベチイによって引き起こされる。健康な人が感染しても発症することは稀であるが、AIDS患者や免疫抑制剤使用者などの免疫低下状態(日和見感染)で発症する真菌性肺炎である。
- 4. サイトメガロウイルス肺炎は、ヘルペスウイルス科のサイトメガロウイルスによって引き起こされるウイルス性肺炎であり、真菌性ではない。
国試ポイント
ニューモシスチス・イロベチイが真菌に分類されること、および免疫不全患者に好発する日和見感染症である点が国家試験で問われやすい。
覚え方
ニューモシスチス肺炎は「真菌」!かつて原虫だったが真菌に変更。免疫低下で日和見感染を起こす。「真菌=ニューモシスチス・アスペルギルス・カンジダ」 vs 「細菌=肺炎球菌・レジオネラ」 vs 「ウイルス=サイトメガロ・インフルエンザ」
対になる知識
真菌性肺炎=ニューモシスチス肺炎、アスペルギルス肺炎、カンジダ肺炎 / 細菌性肺炎=肺炎球菌肺炎、レジオネラ肺炎 / ウイルス性肺炎=サイトメガロウイルス肺炎、インフルエンザウイルス肺炎
関連知識
かつて本菌は原虫の一種(カリー原虫)と分類されていたが、遺伝子解析の結果から真菌の一種に変更された歴史がある。ST合剤(トリメトプリム・スルファメトキサゾール)が治療および予防の第一選択薬となる。