押手について最も適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
押手は刺鍼部位の近くに置かれ、皮膚や筋肉の緊張を調整するだけでなく、刺鍼時の安定性を確保し、患者の急な体動を察知して動揺を防ぐ役割が最も重要である。患者の予期せぬ動きは鍼の刺入深度や方向を狂わせ、事故につながる可能性があるため、押手による体動の察知と動揺の抑制は安全な刺鍼に不可欠である。
選択肢ごとの解説
- 1. 刺鍼部位の皮膚や筋肉を和らげることも押手の機能の一部ではあるが、最も適切な表現ではない。皮膚の緊張を調整し、刺入を容易にする側面はある。 正しくは:刺鍼部位の皮膚や筋肉の緊張を調整し、刺入を容易にする。
- 2. 押手は「固定圧」と「固定圧以外の圧」の二種類に分類されることがあり、左右圧はこれらの分類とは異なる概念である。左右圧とは主に脊柱の側彎などの評価に用いられる身体の構造的な評価方法を指すことが多い。 正しくは:押手の圧の種類には固定圧や補助圧などがある。
- 3. 正解。押手は刺鍼部位の近くに置かれ、患者の急な体動や筋肉のわずかな収縮を皮膚を通じて察知し、それに応じて鍼の動きをコントロールしたり、患者に注意を促したりすることで動揺を防ぐ。これは刺鍼の安全性確保において最も重要な機能の一つである。
- 4. 刺鍼抵抗は主に刺入している鍼を持っている「刺手」が察知するものである。押手は刺手から鍼が外れるのを防ぐ補助的な役割はあっても、刺鍼抵抗そのものを察知する主要な役割はない。 正しくは:刺鍼抵抗は主に刺手が察知する。
国試ポイント
押手の目的と機能について正確に理解すること。特に、患者の安全確保における役割が重要である。
混同注意
押手は単なる刺鍼部位の固定や皮膚の伸展のみを目的とするものではなく、患者の体動察知と動揺予防という、より包括的な安全管理の側面を持つ。
次に同じ論点が出たら
押手に関する問題が出題された際は、刺鍼時の安定性確保、患者の体動察知と動揺予防という安全管理の側面が記述されているかを確認する。
覚え方
押手に関する問題が出題された際は、刺鍼時の安定性確保、患者の体動察知と動揺予防という安全管理の側面が記述されているかを確認する。
対になる知識
押手は単なる刺鍼部位の固定や皮膚の伸展のみを目的とするものではなく、患者の体動察知と動揺予防という、より包括的な安全管理の側面を持つ。
関連知識
刺鍼における準備と手技(消毒、鍼の準備、患者の体位、刺鍼方法、抜鍼方法)の全てが安全管理と効果的な治療のために重要である。特に押手は刺入時の安定性と事故予防に直結する。