緊張型頭痛に関連する筋と、その治療に適した経穴の組み合わせで正しいのはどれか。
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正解は3番
解説
玉枕は足の太陽膀胱経に属する経穴であり、後頭部の外後頭隆起の上方で、正中線の側方角に位置する。この部位には後頭筋が分布しており、緊張型頭痛に伴う後頭筋の過緊張やコリに対して、玉枕への鍼灸刺激は筋の血流改善と緊張緩和に直接的かつ有効に作用するため、この組み合わせは正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. 脳空は足の太陽膀胱経の経穴で側頭部に位置し、後頭下三角深部から頭蓋底にかけて走行する頭半棘筋の解剖学的走行領域および主たる圧痛部位とは一致しないため、本問の組み合わせとしては不適切である。
- 2. 風池穴は後頸部にあり、側頭筋ではなく主に僧帽筋や胸鎖乳突筋などの緊張に対する治療穴となる。
- 3. 正解。玉枕は足の太陽膀胱経に属する経穴であり、後頭部の外後頭隆起の上方で、正中線の側方角に位置する。この部位には後頭筋が分布しており、緊張型頭痛に伴う後頭筋の過緊張やコリに対して、玉枕への鍼灸刺激は筋の血流改善と緊張緩和に直接的かつ有効に作用するため、この組み合わせは正しい。
- 4. 翳風穴は耳下垂の後方にあり、顔面神経疾患や耳鳴などの治療に用いられるため不適切である。
国試ポイント
緊張型頭痛に関与する頭部・頸部の主要な筋肉(後頭筋、側頭筋、僧帽筋、胸鎖乳突筋など)の位置と、それに対応する経穴の正確な位置関係が問われる。
覚え方
玉枕(ぼくちん)→ 後頭部の「枕」の字の通り、後頭筋の緊張に用いる。
対になる知識
緊張型頭痛の関連筋とその治療に適した主な経穴として、後頭筋には玉枕、側頭筋には和髎・率谷・頷厭、僧帽筋には天柱・風池・肩井、頭半棘筋には天柱・風池・完骨、胸鎖乳突筋には天牖・扶突があり、局所の筋緊張を緩和するために選穴される。
関連知識
緊張型頭痛は、精神的ストレスや長時間の同一姿勢の保持などによる頭頸部から肩甲帯にかけての筋緊張が主因となって発症する。鍼灸治療では局所の筋緊張緩和だけでなく、自律神経の調整や全身的な血流改善を目的とした総合的なアプローチが行われる。