切皮時に一次痛が生じた。関与する侵害受容器はどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
切皮時に生じる一次痛は、速く鋭い痛みが特徴であり、Aδ線維によって伝達されます。Aδ線維の末端に存在する侵害受容器は高閾値機械受容器であり、強い機械的刺激にのみ反応するため、この一次痛の発生に関与します。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。切皮による一次痛は、鋭く速い痛みとして伝達され、これはAδ線維を介して伝えられます。Aδ線維の末端にある侵害受容器は主に高閾値機械受容器であり、強い機械的刺激によって活性化されるため、切皮時の一次痛に関与します。
- 2. ポリモーダル受容器は、機械刺激、熱刺激、化学刺激など多様な刺激に反応する侵害受容器です。主にC線維を介して二次痛(遅く鈍い痛み)を伝達するため、一次痛である切皮時の痛みの主たる原因ではありません。 正しくは:一次痛ではなく、二次痛(遅く、鈍い痛み)の発生に関与します。
- 3. メルケル盤は、皮膚の触圧覚を感知する機械受容器の一つで、特に持続的な圧や触覚、形状の識別に関与します。痛み(侵害受容)の伝達には直接関与しません。 正しくは:痛みではなく、主に持続的な触圧覚の感知に関与します。
- 4. 毛包受容器は、毛の動きや曲がりを感知する機械受容器です。軽度の接触刺激や風による毛の揺れなどを感知しますが、痛み(侵害受容)の伝達には直接関与しません。 正しくは:痛みではなく、毛の動きや軽度の接触刺激の感知に関与します。
国試ポイント
一次痛と二次痛の伝達経路および関与する侵害受容器の種類を覚えることが重要です。
混同注意
一次痛と二次痛の区別、およびそれぞれの痛みに対応する神経線維(Aδ線維とC線維)と侵害受容器(高閾値機械受容器とポリモーダル受容器)の組み合わせを混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
「一次痛」というキーワードがあれば、Aδ線維と高閾値機械受容器への関連を判断します。「二次痛」であれば、C線維とポリモーダル受容器への関連を判断します。
覚え方
「一次痛」というキーワードがあれば、Aδ線維と高閾値機械受容器への関連を判断します。「二次痛」であれば、C線維とポリモーダル受容器への関連を判断します。
対になる知識
一次痛と二次痛の区別、およびそれぞれの痛みに対応する神経線維(Aδ線維とC線維)と侵害受容器(高閾値機械受容器とポリモーダル受容器)の組み合わせを混同しやすいです。
関連知識
二次痛は遅く鈍い痛みが特徴で、C線維によって伝達され、ポリモーダル受容器が関与します。ポリモーダル受容器は機械刺激だけでなく、熱刺激や化学刺激にも反応します。