施灸による交感神経活動の亢進反応はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
交感神経が興奮すると、心臓への作用として心拍数増加や心収縮力増大が起こり、末梢血管(特に抵抗血管)が収縮することで、結果として全身の血圧が上昇します。これは、ストレス反応として体を活動状態に適応させるための生体防御機構です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。交感神経活動が亢進すると、心臓への作用で心拍数と心収縮力が増加し、末梢血管が収縮するため血圧が上昇する。
- 2. 皮膚血管は、交感神経活動が亢進すると収縮して血流が減少することが一般的である。皮膚血管拡張は主に副交感神経の作用か、発汗に伴う熱放散のための交感神経性血管拡張(アセチルコリン作動性)であり、一般的な交感神経亢進反応としての『収縮』とは異なる。 正しくは:皮膚血管収縮
- 3. 瞳孔括約筋収縮は副交感神経の作用(縮瞳)である。交感神経が亢進すると、瞳孔散大筋が収縮し、瞳孔は散大する。 正しくは:瞳孔散大筋収縮(瞳孔散大)
- 4. 気管支平滑筋収縮は副交感神経の作用である。交感神経が亢進すると、β2受容体を介して気管支平滑筋が弛緩し、気管支が拡張する。 正しくは:気管支平滑筋弛緩(気管支拡張)
国試ポイント
自律神経(交感神経・副交感神経)の各臓器への作用と、それがもたらす身体反応を正確に覚える。
混同注意
自律神経の各作用は対照的であるため、どちらの神経がどの臓器にどのような影響を与えるかを混同しやすい。特に「拡張」と「収縮」は注意が必要。
次に同じ論点が出たら
「〜による交感神経活動の亢進反応はどれか」という形式の問題では、各選択肢が交感神経の作用か副交感神経の作用かを判断し、交感神経の作用を示しているものを選ぶ。
覚え方
「〜による交感神経活動の亢進反応はどれか」という形式の問題では、各選択肢が交感神経の作用か副交感神経の作用かを判断し、交感神経の作用を示しているものを選ぶ。
対になる知識
自律神経の各作用は対照的であるため、どちらの神経がどの臓器にどのような影響を与えるかを混同しやすい。特に「拡張」と「収縮」は注意が必要。
関連知識
副交感神経が亢進すると、心拍数低下、消化管運動亢進、気管支平滑筋収縮、瞳孔括約筋収縮(縮瞳)などが起こる。