気管支喘息の血液検査でみられることの多い所見はどれか。
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正解は2番
解説
気管支喘息はアレルギー性の気道炎症を基盤とする疾患であり、I型(即時型)アレルギー反応が関与している。そのため、末梢血の白血球分画においてアレルギー反応や寄生虫感染に関与する好酸球の増加(好酸球増多)がしばしば認められる。また、血清IgE値の上昇も特徴的である。
選択肢ごとの解説
- 1. 単球はマクロファージの前駆細胞であり、免疫応答に関与するが、気管支喘息の特異的な血液検査所見として単球の著明な減少がみられるわけではない。
- 2. 正解。気管支喘息はアレルギー性の気道炎症を基盤とする疾患であり、I型(即時型)アレルギー反応が関与している。そのため、末梢血の白血球分画においてアレルギー反応や寄生虫感染に関与する好酸球の増加(好酸球増多)がしばしば認められる。また、血清IgE値の上昇も特徴的である。
- 3. 網赤血球の減少は溶血性貧血や再生不良性貧血などの造血器疾患の病態や検査所見に関連するものであり、気管支喘息の主要な血液検査所見ではない。
- 4. 好中球の減少は無顆粒球症などでみられる。気管支喘息では好酸球が増加するため、好中球の増減が主たる所見として取り上げられることは一般的ではない。
国試ポイント
気管支喘息の病態生理として「アレルギー性気道炎症」「可逆性の気流制限」「閉塞性換気障害」とともに、血液検査での「好酸球増加」と「IgE上昇」の組み合わせは頻出である。
覚え方
喘息は「ア」レルギーで「好(酸球)」調子
対になる知識
好中球の著明な増加は細菌感染症や急性炎症の病態でみられる。これに対し、好酸球の増加は気管支喘息などのアレルギー性疾患や寄生虫感染症で特異的に観察され、免疫学的機序の違いを反映している。
関連知識
気管支喘息の慢性気道炎症に対する治療としては、抗炎症作用を持つ吸入ステロイド薬が長期管理の根幹をなす。また、突発的な喘息発作の改善には気管支平滑筋を弛緩させる短時間作用型β2刺激薬の吸入が広く用いられる。