疾患・症候と代謝異常の組合せで最も適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
黄色腫は、皮膚や腱に黄色の結節として現れる病変であり、組織球(マクロファージ)がコレステロールエステルなどの脂質を貪食して泡状細胞となったものが蓄積することで形成されます。これは高脂血症、特に家族性高コレステロール血症などの脂質代謝異常症でよく見られます。
選択肢ごとの解説
- 1. 黄疸はビリルビンという生体色素の代謝異常(抱合・排泄障害など)によって皮膚や粘膜が黄色くなる状態であり、糖代謝異常とは直接関連がありません。 正しくは:黄疸生体色素(ビリルビン)代謝異常
- 2. 痛風は尿酸の代謝異常(産生過剰または排泄低下)により高尿酸血症をきたし、尿酸塩が関節などに沈着することで炎症を引き起こす疾患です。生体色素異常とは関連がありません。 正しくは:痛風核酸(プリン体)代謝異常
- 3. 正解。黄色腫は、高脂血症(脂質代謝異常)によりコレステロールなどが皮膚や腱に沈着して形成される病変であり、脂質代謝異常との組み合わせは適切です。
- 4. ヘモジデローシスは、鉄がヘモジデリンとして過剰に体内に蓄積する状態を指します。これは鉄代謝異常であり、核酸代謝異常とは異なります。 正しくは:ヘモジデローシス鉄代謝異常
国試ポイント
疾患・症候とその原因となる主要な代謝異常の正確な組み合わせを覚える。
混同注意
各疾患の具体的な病態生理を理解せず、表面的な関連性で選択肢を選ばないよう注意する。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合は、各選択肢の疾患がどのような物質の代謝異常によって引き起こされるかを具体的に判断する。
覚え方
同様の問題が出た場合は、各選択肢の疾患がどのような物質の代謝異常によって引き起こされるかを具体的に判断する。
対になる知識
各疾患の具体的な病態生理を理解せず、表面的な関連性で選択肢を選ばないよう注意する。
関連知識
代謝性疾患は症状、検査所見、治療法が多岐にわたるため、各疾患の病態、主要症状、関連検査項目をセットで学習することが重要である。