膝蓋腱反射の中枢はどれか。
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正解は2番
解説
膝蓋腱反射は、腱の急速な引き伸ばしにより筋紡錘が興奮し、その感覚神経が脊髄の求心路を介して直接運動神経とシナプスを形成する単シナプス反射である。この反射の中枢は脳高次中枢ではなく、大腿四頭筋を支配する腰髄(主にL2〜L4)の灰白質内に存在する。そのため、刺激から応答までの経路が非常に短く、反射潜時が短いのが特徴である。
選択肢ごとの解説
- 1. これは中脳の説明。本問の末梢神経を介した脊髄反射とは異なり、中脳は眼球運動や対光反射などの視覚・聴覚に関わる反射の中枢や姿勢保持の調節に関与する部位である。
- 2. 正解。膝蓋腱反射は、腱の急速な引き伸ばしにより筋紡錘が興奮し、その感覚神経が脊髄の求心路を介して直接運動神経とシナプスを形成する単シナプス反射である。この反射の中枢は脳高次中枢ではなく、大腿四頭筋を支配する腰髄(主にL2〜L4)の灰白質内に存在する。そのため、刺激から応答までの経路が非常に短く、反射潜時が短いのが特徴である。
- 3. これは延髄の説明。本問の脊髄レベルの単シナプス反射とは異なり、延髄は循環中枢や呼吸中枢など生命維持に不可欠な自律神経機能の統合中枢が存在する部位である。
- 4. これは大脳皮質の説明。本問の不随意な脊髄反射とは異なり、大脳皮質は随意運動の指令や感覚の統合など、最高次の神経活動を営む中枢である。
国試ポイント
主な反射(膝蓋腱反射、対光反射、排尿反射、嚥下反射、嘔吐反射など)の反射中枢の部位を問う問題は非常に多い。
覚え方
えん髄でえんげ(延髄=嚥下反射)、ちゅう脳でひかり(中脳=対光反射)
対になる知識
反射の中枢は階層構造をなしている。脊髄反射には膝蓋腱反射や屈曲反射があり、延髄反射には嚥下反射、嘔吐反射、唾液分泌反射、呼吸反射などが含まれる。中脳反射には対光反射や姿勢保持に関わる立ち直り反射があり、さらに上位の反射では大脳皮質や大脳基底核が関与するものもある。
関連知識
反射弓は、刺激を受容する「受容器」、情報を中枢へ伝える「求心性神経」、統合を行う「中枢」、指令を効果器へ伝える「遠心性神経」、そして反応を示す「効果器」の5つの要素によって構成されており、神経活動の最も基本的な単位である。