睡眠障害について正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
肥満は上気道の脂肪沈着を増加させ、気道の物理的狭窄を引き起こします。これにより、睡眠中に気道が閉塞しやすくなり、無呼吸や低呼吸が発生します。結果として睡眠の質の低下や日中の眠気を招く睡眠時無呼吸症候群の主要な原因となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 入眠障害とは、寝つきが悪く、寝付くまでに30分以上かかる状態を指します。途中で何度も目が覚めるのは中途覚醒や熟眠障害の症状です。 正しくは:入眠障害とは、寝つきが悪く、寝付くまでに時間を要することである。
- 2. 過眠症は、夜間の睡眠時間が十分にもかかわらず、日中に強い眠気を感じる状態や、意図しない短い睡眠を繰り返す状態を指します。夜間の睡眠時間が長くなることが直接的な定義ではありません。ナルコレプシーなどが典型的な過眠症に含まれます。 正しくは:過眠症では日中に強い眠気がみられる。
- 3. 正解。肥満は、首や喉周辺への脂肪沈着を増加させ、上気道の物理的狭窄を引き起こします。これにより、睡眠中に気道が閉塞しやすくなり、睡眠時無呼吸症候群の主要な原因となります。
- 4. むずむず脚症候群は、夕方から夜にかけて下肢に不快な感覚が生じ、その不快感が安静時に悪化し、運動で軽減されるという特徴があります。これにより入眠困難や中途覚醒を引き起こしますが、早朝覚醒を特徴とする疾患ではありません。 正しくは:むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)は、夕方から夜間にかけて下肢に不快な感覚が生じ、入眠困難や中途覚醒を特徴とすることが多い。
国試ポイント
睡眠障害の種類とその病態、および関連する疾患や身体的特徴を正確に理解することが求められます。特に、肥満と睡眠時無呼吸症候群の因果関係は重要です。
混同注意
睡眠障害は多岐にわたり、症状が類似していても原因や病態が異なるため注意が必要です。例えば、入眠困難と中途覚醒、過眠症と夜間睡眠時間の延長を混同しないように区別することが重要です。
次に同じ論点が出たら
睡眠障害に関する問題が出題された際は、まず各症状の定義(例:入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒)を正確に確認し、その症状と関連する疾患の原因や特徴(例:肥満とSAS、レストレスレッグス症候群の症状)が適切に結びついているかを判断します。
覚え方
睡眠障害に関する問題が出題された際は、まず各症状の定義(例:入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒)を正確に確認し、その症状と関連する疾患の原因や特徴(例:肥満とSAS、レストレスレッグス症候群の症状)が適切に結びついているかを判断します。
対になる知識
睡眠障害は多岐にわたり、症状が類似していても原因や病態が異なるため注意が必要です。例えば、入眠困難と中途覚醒、過眠症と夜間睡眠時間の延長を混同しないように区別することが重要です。
関連知識
睡眠時無呼吸症候群は、閉塞性と中枢性に大別されます。閉塞性は肥満が大きな原因ですが、アデノイドや扁桃肥大も原因となります。重症化すると高血圧や糖尿病、心血管疾患のリスクを高めます。診断にはポリソムノグラフィーが用いられ、治療にはCPAP療法などが有効です。