構成失行について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
構成失行は、対象物の空間的配置や構造を理解し、それを再現する能力の障害です。積み木で形を模倣する行為は、視覚的に与えられた図形を分析し、それに合わせて立体物を配置する構成能力を必要とするため、構成失行の中核症状を反映しています。この障害は、主に頭頂葉の損傷によって引き起こされます。
選択肢ごとの解説
- 1. 言語の復唱ができないのは、伝導失語やブローカ失語などの失語症の症状であり、失行とは異なります。 正しくは:言語の復唱ができないのは失語症の症状である。
- 2. 上着の袖に腕を通せないのは着衣失行の症状です。構成失行とは異なり、身体と衣服の関係性や着る順序の障害が主です。 正しくは:上着の袖に腕を通せないのは着衣失行である。
- 3. 触れた物の形がわからないのは、触覚性失認(または立体覚失認)の症状です。感覚入力の統合障害であり、運動計画の障害である失行とは異なります。 正しくは:触れた物の形がわからないのは触覚性失認(立体覚失認)である。
- 4. 正解。積み木で形を模倣することは、視空間認知能力と構成能力を必要とします。この能力の障害が構成失行の典型的な症状です。
国試ポイント
失行の種類とそれぞれの典型的な症状、および責任病巣を正確に理解すること。
混同注意
失行には、観念運動失行、観念失行、着衣失行など様々な種類があり、それぞれ症状が異なります。構成失行は空間認知や構成能力の障害である点が他の失行と区別されます。
次に同じ論点が出たら
患者が視覚情報に基づいて物体の配置や構造を再現する課題(例: 絵を描く、模型を作る)が困難であるかを判断する。
覚え方
患者が視覚情報に基づいて物体の配置や構造を再現する課題(例: 絵を描く、模型を作る)が困難であるかを判断する。
対になる知識
失行には、観念運動失行、観念失行、着衣失行など様々な種類があり、それぞれ症状が異なります。構成失行は空間認知や構成能力の障害である点が他の失行と区別されます。
関連知識
ゲルストマン症候群(手指失認、左右失認、失書、失算)の症状の一つとしても構成失行が見られることがあります。また、右半球損傷では構成失行がより重篤になる傾向があります。