身体計測について正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
前腕周径は、その部位の筋肉量や浮腫の有無を評価する指標となります。最大膨隆部で計測することで、その時点での最大の太さを正確に把握でき、経時的な変化を最も感度良く捉えることが可能となるため、標準的な測定部位とされています。
選択肢ごとの解説
- 1. 上腕周径は、上腕二頭筋と三頭筋が弛緩した状態である肘関節伸展位で測るのが一般的です。屈曲位では筋肉が収縮し、実際の安静時の周径よりも大きな値となるため不適切です。 正しくは:上腕周径は肘関節伸展位で測る。
- 2. 正解。前腕周径は、その部位の筋量や浮腫の評価を正確に行うため、最も太い部分、すなわち最大膨隆部で測定するのが適切です。
- 3. 大腿周径は、大腿四頭筋やハムストリングスといった大腿の主要な筋群の評価を正確に行うため、筋肉が弛緩した状態である膝関節伸展位で測るのが一般的です。屈曲位では筋が収縮し、値が不正確になります。 正しくは:大腿周径は膝関節伸展位で測る。
- 4. 下腿周径は、主に下腿三頭筋の評価や浮腫の有無を見るため、最大膨隆部で測るのが一般的です。腓骨頭の高さは下腿の上部に位置し、必ずしも最大膨隆部とは一致しません。 正しくは:下腿周径は最大膨隆部で測る。
国試ポイント
身体計測の各部位における正確な測定方法(体位、測定部位)を覚える。特に周径測定は部位ごとの規約を把握する。
混同注意
各部位の周径測定における『最大膨隆部』や『特定の骨指標』のどちらを用いるか混同しやすい。原則として、筋肉量や浮腫の評価には最大膨隆部、骨や関節の位置関係を示す測定では骨指標を用いる。
次に同じ論点が出たら
次回、身体計測の問題が出題された場合は、測定部位(最大膨隆部、特定の骨指標、関節の高さなど)と、測定時の肢位(屈曲位、伸展位など)に注目して判断する。
覚え方
次回、身体計測の問題が出題された場合は、測定部位(最大膨隆部、特定の骨指標、関節の高さなど)と、測定時の肢位(屈曲位、伸展位など)に注目して判断する。
対になる知識
各部位の周径測定における『最大膨隆部』や『特定の骨指標』のどちらを用いるか混同しやすい。原則として、筋肉量や浮腫の評価には最大膨隆部、骨や関節の位置関係を示す測定では骨指標を用いる。
関連知識
身体計測は、栄養状態評価(低栄養・肥満)、浮腫の評価、サルコペニアの診断、成長発達の評価(乳幼児)など、多岐にわたる場面で活用される。正確な測定は客観的な評価に不可欠である。