ターミナルケアについて最も適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
ターミナルケアは、治癒が困難な疾患を持つ患者に対し、残された時間を質の高いものにすることを目指します。そのため、身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛の緩和を最優先し、患者とその家族が穏やかに過ごせるよう支援することが重要です。
選択肢ごとの解説
- 1. ターミナルケアは治癒が困難な状態の患者に対するケアであり、原疾患の根治を目標とはしません。根治は治療の目的であり、ターミナルケアは治癒を目指さない段階でのケアです。 正しくは:ターミナルケアは原疾患の根治ではなく、苦痛緩和と生活の質の維持・向上を目標とする。
- 2. 正解。ターミナルケアの最も重要な柱の一つは、患者の身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛を最大限に緩和することです。痛みやその他の不快な症状を管理し、患者が残された時間を穏やかに過ごせるよう支援します。
- 3. ターミナルケアにおいては、患者の生活の質(QOL)を最優先し、無理な延命は行わないことが基本です。患者が望まない延命治療は、かえって苦痛を増大させる可能性があります。 正しくは:ターミナルケアは延命より生活の質を優先する。
- 4. 治療方針の決定は、患者自身の意思が最も尊重されるべきです。患者が意思決定能力を有している場合は、医師は患者本人と話し合い、情報を十分に提供した上で、共同で決定します。患者に意思決定能力がない場合でも、事前に本人の意思が表明されている(リビングウィルなど)場合はそれに従い、その意思が不明な場合は家族や代理人と協議して判断します。患者の意思が常に最優先されます。 正しくは:治療方針の決定は、原則として患者本人の意思を尊重し、医療従事者や家族とともに十分な話し合いの上で行われる。
国試ポイント
ターミナルケアは、患者のQOL向上と苦痛緩和を目的とし、患者中心の意思決定プロセスを重視する。根治治療から緩和ケアへの移行を理解することが重要です。
混同注意
ターミナルケアは、延命治療や疾患の根治を目指す治療とは目的が異なります。緩和ケアの一部として位置づけられますが、特に終末期に特化したケアを指します。
次に同じ論点が出たら
ターミナルケアに関する問題が出題された際は、「患者の苦痛緩和」「QOLの尊重」「患者の意思決定への参加」の3つの視点から選択肢を検討する。
覚え方
ターミナルケアに関する問題が出題された際は、「患者の苦痛緩和」「QOLの尊重」「患者の意思決定への参加」の3つの視点から選択肢を検討する。
対になる知識
ターミナルケアは、延命治療や疾患の根治を目指す治療とは目的が異なります。緩和ケアの一部として位置づけられますが、特に終末期に特化したケアを指します。
関連知識
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)、緩和ケア、QOL(生活の質)、インフォームド・コンセント、尊厳死、リビングウィル