食中毒の原因となる細菌と食品の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
カンピロバクターは、家畜や家禽の消化管に常在する細菌であり、特に鶏肉は高頻度に汚染されていることが知られています。十分に加熱調理されていない鶏肉や、調理過程での二次汚染を通じてヒトに感染し、食中毒を引き起こします。潜伏期間が比較的長く、発熱、下痢、腹痛などの症状を呈します。
選択肢ごとの解説
- 1. サルモネラ属菌の主な汚染源は鶏卵、食肉(特に鶏肉)が挙げられます。魚介類も原因となる可能性はありますが、レバーや鶏卵と比較すると頻度は低いです。 正しくは:サルモネラ属鶏卵
- 2. 腸炎ビブリオの主な汚染源は、海水中に生息し、特に夏場に増殖するため、魚介類(生食の刺身など)が代表的です。レバーは通常、腸炎ビブリオの主要な汚染源ではありません。 正しくは:腸炎ビブリオ魚介類
- 3. 正解。カンピロバクターは家畜や家禽、特に鶏の腸管内に高頻度で保菌されており、鶏肉が主要な汚染源となります。不十分な加熱調理や二次汚染によって食中毒が発生します。
- 4. 腸管出血性大腸菌(O157など)の主な汚染源は、牛の糞便で汚染された食品、特に加熱不十分な牛肉や生肉製品(ユッケなど)、殺菌不十分な牛乳、野菜・果物などです。鶏卵が主要な汚染源となるのはサルモネラ属菌です。 正しくは:腸管出血性大腸菌牛肉(生肉、加熱不十分な肉)
国試ポイント
食中毒の原因菌とその主な汚染源となる食品の正しい組み合わせを理解し、区別して記憶すること。
混同注意
食中毒菌とその主な汚染源、および主要症状、潜伏期間などが混同されやすい。特にサルモネラとカンピロバクターは、家禽由来の食中毒として頻出のため、それぞれの特徴を正確に把握する必要がある。
次に同じ論点が出たら
食中毒菌と食品の組み合わせ問題では、まず各細菌の主要な自然宿主や増殖しやすい環境、そして関連する食品を検討し、選択肢と照合して判断する。
覚え方
食中毒菌と食品の組み合わせ問題では、まず各細菌の主要な自然宿主や増殖しやすい環境、そして関連する食品を検討し、選択肢と照合して判断する。
対になる知識
食中毒菌とその主な汚染源、および主要症状、潜伏期間などが混同されやすい。特にサルモネラとカンピロバクターは、家禽由来の食中毒として頻出のため、それぞれの特徴を正確に把握する必要がある。
関連知識
カンピロバクター食中毒は、日本における細菌性食中毒の発生件数で最も多い原因の一つです。熱に弱く、一般的な加熱調理で死滅しますが、少量の菌でも発症するため、十分な加熱と二次汚染防止が重要です。