パニック発作について正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
パニック発作の治療において、薬物療法と並んで認知行動療法は最も効果的な治療法の一つです。特に曝露療法や呼吸法、認知再構成法などを通じて、患者が発作に対する誤った認識を修正し、回避行動を減少させることで、症状の改善が期待されます。不安症状の核心にある認知の歪みを修正し、行動変容を促すアプローチがその有効性の根拠です。
選択肢ごとの解説
- 1. 特定の社会状況で発作が起きるのは、社交不安症(社会恐怖)の特徴であり、パニック発作は特定の状況によらず、予期せぬ形で突然生じることが多いです。 正しくは:パニック発作は、特定の状況によらず突然予期せず起きることが特徴である。
- 2. パニック発作は通常、突然始まり10分以内にピークに達し、長くても20~30分、通常は1時間以内には収まります。数時間続くことは稀です。 正しくは:パニック発作は通常10分以内にピークに達し、長くても1時間以内には収まる。
- 3. パニック発作時の呼吸困難は過呼吸によるものであり、酸素飽和度が低下しているわけではないため、酸素投与は一般的に行われません。むしろ患者の不安を増強させる可能性があり、呼吸を整えるための呼吸法などが推奨されます。 正しくは:パニック発作時の呼吸困難には、呼吸を整えるための呼吸法指導などを行う。
- 4. 正解。認知行動療法は、パニック発作の根本的な治療として非常に有効です。不安を引き起こす認知の歪みを修正し、回避行動を減らすことで、症状の改善と再発予防に寄与します。
国試ポイント
パニック症(パニック障害)の診断基準と治療選択肢(特に認知行動療法と薬物療法)を理解することが重要です。
混同注意
パニック症と他の不安症(例:社交不安症、特定の恐怖症、全般性不安症)との鑑別。特に症状の出現状況(特定の状況か否か)や持続時間、治療介入が異なる点を区別します。
次に同じ論点が出たら
パニック症に関する問題が出た場合、まず症状の持続時間や出現状況を確認し、その上で治療法として認知行動療法が提示されているか、あるいは薬物療法の選択肢が適切かを判断します。
覚え方
パニック症に関する問題が出た場合、まず症状の持続時間や出現状況を確認し、その上で治療法として認知行動療法が提示されているか、あるいは薬物療法の選択肢が適切かを判断します。
対になる知識
パニック症と他の不安症(例:社交不安症、特定の恐怖症、全般性不安症)との鑑別。特に症状の出現状況(特定の状況か否か)や持続時間、治療介入が異なる点を区別します。
関連知識
パニック症の薬物療法では、SSRIやベンゾジアゼピン系薬剤が用いられること、および各薬剤の特性(即効性、副作用、長期使用の注意点)。また、パニック発作の症状(動悸、息切れ、めまい、胸痛など)を身体疾患と鑑別する必要があること。