成人のレム睡眠について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
レム睡眠中は、脳は覚醒時に近い活動状態を示し、夢を見ることが多いです。この状態では、特徴的に急速な眼球運動(Rapid Eye Movement; REM)が観察されます。脳幹のpontine-geniculate-occipital (PGO)波が眼球運動に関与すると考えられています。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。レム睡眠はRapid Eye Movement (REM) sleepの名の通り、急速な眼球運動を特徴とします。これはレム睡眠の最も重要な生理学的指標の一つです。
- 2. 脳波に棘波が出現するのは、てんかんなどの病的な状態、あるいは睡眠紡錘波など正常な睡眠脳波の一要素であり、レム睡眠の一般的な特徴ではありません。レム睡眠中の脳波は覚醒時に近い低振幅速波が特徴です。 正しくは:脳波は覚醒時に近い低振幅速波を呈する。または、てんかん発作では棘波が出現することがある。
- 3. 成人の睡眠全体に占めるレム睡眠の割合は、約20〜25%程度であり、60%は誤りです。残りの約75〜80%がノンレム睡眠です。 正しくは:睡眠全体の約20〜25%を占める。
- 4. レム睡眠中は、脳幹からの下行性抑制によって全身の骨格筋の緊張は著しく低下し、ほとんど弛緩しています。これは「レム睡眠時無緊張」と呼ばれ、夢の内容を行動に移すことを防ぐための生理的メカニズムです。 正しくは:全身の骨格筋の緊張は著しく低下する(弛緩する)。
国試ポイント
レム睡眠とノンレム睡眠の生理学的特徴を区別して覚えることが重要です。特に、脳波、眼球運動、筋緊張、占める割合、夢の内容の違いを押さえる必要があります。
混同注意
レム睡眠とノンレム睡眠の各段階(N1, N2, N3)の脳波パターンや生理学的特徴は混同しやすく、それぞれの代表的な特徴を正確に理解することが求められます。
次に同じ論点が出たら
レム睡眠に関する問題が出た場合、眼球運動の有無、脳波パターン(覚醒時に近い低振幅速波)、全身の骨格筋の緊張(弛緩しているか)、夢の内容(鮮明な夢)、睡眠周期における割合(20-25%)に注目して判断します。
覚え方
レム睡眠に関する問題が出た場合、眼球運動の有無、脳波パターン(覚醒時に近い低振幅速波)、全身の骨格筋の緊張(弛緩しているか)、夢の内容(鮮明な夢)、睡眠周期における割合(20-25%)に注目して判断します。
対になる知識
レム睡眠とノンレム睡眠の各段階(N1, N2, N3)の脳波パターンや生理学的特徴は混同しやすく、それぞれの代表的な特徴を正確に理解することが求められます。
関連知識
ノンレム睡眠はN1、N2、N3(徐波睡眠)の3段階に分類され、N3が最も深い睡眠です。ノンレム睡眠中は脳活動が低下し、眼球運動は少なく、筋緊張は保たれます。睡眠は通常、ノンレム睡眠から始まり、レム睡眠と交互に繰り返されます。