変形性膝関節症による大腿四頭筋の筋力低下に対してパテラセッティングを行っている患者に対し、下肢外側の筋緊張緩和や疼痛軽減を目的として選択するのに最も適切な経穴はどれか。
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正解は4番
解説
風市(胆経)は大腿の外側、直立して手を垂らしたときの中指尖の当たるところに位置し、下肢の痛みや痺れ、筋緊張の緩和などに広く用いられる経穴である。
選択肢ごとの解説
- 1. 血海は脾経の経穴であり、膝蓋骨内上縁の上方2寸に位置し、婦人科疾患や下肢内側の疾患に用いられる。
- 2. 伏兎は胃経の経穴であり、大腿前面(膝蓋骨の上方6寸)に位置し、大腿神経領域の麻痺などに用いられる。
- 3. 梁丘は胃経の郄穴であり、膝蓋骨外上縁の上方2寸に位置し、急性の胃痛や膝蓋上包の炎症などの急性膝痛に用いられる。
- 4. 正解。風市(胆経)は大腿の外側、直立して手を垂らしたときの中指尖の当たるところに位置し、下肢の痛みや痺れ、筋緊張の緩和などに広く用いられる経穴である。
国試ポイント
下肢の経穴の位置と適応(特に胆経の風市や胃経の伏兎・梁丘の位置の区別)がよく問われる。
覚え方
風市は「ふうし(風邪の市場)」、下肢の外側を吹き抜ける風(痺れや痛み)に効く。
対になる知識
下肢外側の主要な経穴として、風市は大腿外側の中指尖が当たるところに位置し、下肢外側の筋緊張緩和や疼痛軽減によく用いられる。また、膝陽関は膝関節外側で大腿骨外側上顆の上方に位置し、膝関節痛の局所治療穴として選択される。
関連知識
パテラセッティングは膝の下にタオル等を敷き、膝を自重や軽度の押し付けで伸展させることで大腿四頭筋(特に内側広筋)の等尺性収縮を促し、関節への負担を抑えて筋萎縮を防ぐ運動療法である。